ジル・ビルヌーブ・サーキットを周回するレッドブルのマックス・フェルスタッペン、2022年6月17日F1カナダGPフリー走行1
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、ロールバーに問題も最速発進!角田裕毅は壁擦り / F1カナダGP《FP1》結果とダイジェスト

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シーズン9戦目となる2022年F1世界選手権カナダGPがモントリオール現地6月17日にジル・ビルヌーブ・サーキットで3年ぶりに開幕を迎え、日本時間27時から1時間に渡って金曜1回目のフリー走行が行われた。

1発目のセッションを制したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。1分15秒158のトップタイムを記録した。2番手には0.246秒遅れでカルロス・サインツ(フェラーリ)が、3番手には0.373秒遅れでフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が続いた。

理想的なセッションではなかった。フェルスタッペンは序盤に「イン側のホイールが浮いちゃうんだけど」と問題を報告。チーム代表のクリスチャン・ホーナーによるとリア・ロールバーに不具合があった。また終盤にはERSのパワー切れについて不満を訴える場面もあった。

当初は雨が予想されたものの、金曜午前のモントリオールは雲が多いながらも日差しに恵まれ、セッションは気温26℃、路面温度45℃のドライコンディションでスタートした。

公式タイヤサプライヤーのピレリはモナコ、バクーに続いて最も柔らかいレンジのC3からC5までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

ランキング2位につけるセルジオ・ペレス(レッドブル)は僚友からコンマ46秒遅れの4番手でクルマを降りた。

前戦でのDNFトラブルを経てパワーユニットに「修復不可能」な損傷が確認されたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は5番手タイムを記録した。リアタイヤのデグラデーションに課題があるとして、苛立った様子を見せた。曰く、僅か14周で「破壊」された。

2強以外にはメルセデスとアストンマーチンが2台をトップ10に入れた。ジョージ・ラッセルが6番手、背後にはランス・ストロールが続いた。ルイス・ハミルトンはチームメイトから1000分の55秒差の8番手をマーク。セバスチャン・ベッテルが9位に並んだ。

アルファタウリ勢はピエール・ガスリーが11番手、角田裕毅が14番手という結果だった。パワーユニット交換に伴いグリッド降格ペナルティが科される日本人ドライバーは、ターン8/9の壁にホイールを激しく擦り付けるシーンがあった。

ランド・ノリス(マクラーレン)は17周を終えたところでセッション終了を待たずにクルマを降りた。メカニックが作業に取り組む様子はなく、早期切り上げの理由は分からない。10番手につけた僚友ダニエル・リカルドからコンマ1秒落ちの12番手だった。

エステバン・オコン(アルピーヌ)は右フロントブレーキに問題を抱え、シケインをカットする場面があった。チームによるとペーパータオルがブレーキダクトを塞いでいた。幸いにも修復は比較的早く終わり、22周を走り込んで15番手でセッションを終えた。

2022年F1第9戦カナダグランプリ2回目のフリー走行は日本時間6月17日(金)30時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第9戦カナダGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・RBPT 1:15.158 27
2 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:15.404 +0.246 34
3 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:15.531 +0.373 31
4 11 セルジオ・ペレス レッドブル・RBPT 1:15.619 +0.461 32
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:15.666 +0.508 30
6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:15.822 +0.664 29
7 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:15.877 +0.719 32
8 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:15.877 +0.719 27
9 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:16.041 +0.883 33
10 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:16.083 +0.925 29
11 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・RBPT 1:16.165 +1.007 29
12 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:16.211 +1.053 17
13 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:16.308 +1.150 29
14 22 角田裕毅 アルファタウリ・RBPT 1:16.322 +1.164 33
15 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:16.421 +1.263 26
16 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:16.426 +1.268 27
17 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:17.152 +1.994 30
18 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:17.223 +2.065 25
19 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:17.241 +2.083 33
20 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:17.555 +2.397 31

コンディション

天気晴れ
気温26℃
路面温度45℃

セッション概要

グランプリ名 F1カナダGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 ジル・ビルヌーブ・サーキット
設立 1978年
全長 4361m
コーナー数 14
周回方向 時計回り

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