イベント2日目を迎えた雨のジル・ビルヌーブ・サーキットで現地6月18日、2022年F1第9戦カナダGP土曜3回目のフリー走行が1時間に渡って行われ、フェルナンド・アロンソが1分33秒836を記録。公式予選を前にタイムシートのトップに立った。

2番手にはピエール・ガスリー（アルファタウリ）が1000分の53秒差で、3番手にはセバスチャン・ベッテル（アストンマーチン）が1000分の55秒遅れで続く結果となった。

土曜の現地モントリオールは予報通りの雨となり、セッションは気温11℃、路面17℃という、前日よりも大幅に寒いウエットコンディションでスタートした。

FP3終了から予選までは2時間しかない。クラッシュによってマシンにダメージを負えば修復が間に合わない可能性もあル。全てのメカニックが無事故を祈る中、各車まずは青色のエクストリーム・ウェットで走行を開始した。

予選も雨が予想される一方、日曜のレースはドライとなる見通しで、その意味では無理に周回を重ねる必要もなく、20分を過ぎてなお半数以上がガレージ内に留まった。

レーシングライン上の水が捌け始めた残り20分、アロンソが先陣を切ってインターミディエイトに履き替えファステストを記録。各車、続々とタイヤを履き替えた。

車体が破損するような大きな事故はなかったが、残り6分でケビン・マグヌッセン（ハース）がターン2でコースオフ。その直後にはマックス・フェルスタッペン（レッドブル）が同じターン2でリアを失い、壁まであと一歩という所で事なきを得た。

ドライの初日にファステストを連取したフェルスタッペンは9番手に留まった。僚友セルジオ・ペレスは8番手をマークした。

なおセッション中にはシャルル・ルクレール（フェラーリ）が追加のパワーユニット交換を行った事が明らかにされた。最後尾スタートとなる以上、雨で走行する必要は一切なく、ルクレールは走行5周の最下位でセッションを終えた。

その一方で、同じくPU交換ペナルティで最後尾が確定している角田裕毅は27周という飛び抜けた周回を重ね、17番手でヘルメットを脱いだ。

全3ラウンド、計1時間が予定される2022年F1カナダグランプリ公式予選は、日本時間6月18日(土)29時からジル・ビルヌーブ・サーキットにて行われる。

2022年F1第9戦カナダGPフリー走行3（FP3）リザルト

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