2023年のF1南アフリカGP合意間近か…史上最多24戦、脱落するのは何処?
F1南アフリカGPの復活が間近に迫っている。F1のステファノ・ドメニカリCEOは第8戦アゼルバイジャンGPを経て南アフリカへと直行し、翌月曜に現地関係者とレースの詳細について話し合いの場を持った。
開催候補地は標高1500mの高地に位置するキャラミ・グランプリ・サーキットだ。Sky Sportsによると早ければ数週間後には正式な合意に達する可能性がある。
アフリカは現在、F1レースが一つも開催されていない唯一の大陸だ。無論、南極大陸を除いてという話だが。F1は昨年からキャラミでのグランプリ復活に向けて交渉を進めてきた。
グリッド唯一の黒人レーサー、メルセデスのルイス・ハミルトンは、ヨハネスブルグ郊外でのレースを最も声高に主張してきたドライバーだ。キャラミでのグランプリは1993年を最後に姿を消した。
F1は2023年シーズンに今季より2戦多い、史上最多24戦の開催を目論んでいる。規約上は最大25戦が可能だが、首脳陣はそれを望んでいない。
来季はラスベガスGPとカタールGPが追加される事が決まっている。これで24戦。カレンダー入りの可能性があるのは中国、南アフリカの2つだ。中国GPの復帰は同国のコロナ政策次第だろう。キャラミが加われば現行カレンダーの中のいずれかの開催地が脱落する事になる。どこか?
ベルギーのスパ・フランコルシャンは隔年開催に前向きと伝えられている。ポール・リカールでのフランスGPも来季以降の開催が危ぶまれている。
今季で契約が切れるモナコに関してF1側は、テレビ制作や独自広告など、他の開催地が持たない既得権の放棄を要求している。オートモービル・クラブ・デ・モナコが最後まで突っぱねれば、まさかの結末もあり得る。