アルファロメオ:MGU-K故障でボッタス後手に…周回数が鍵のモナコで走行時間をロス
アルファロメオF1チームにとって、5月27日(金)に行われたF1第7戦モナコGPの初日は非常に厳しい1日となった。前戦スペインの最終シケインでの圧倒的なパフォーマンスから、低速のモンテカルロでダークホースとなる事が期待されたが、バルテリ・ボッタスはMGU-KのトラブルによりFP1を丸々失った。
チームはFP2までの2時間の間にフェラーリ製F1パワーユニット及びギアボックスの交換作業を終えたものの、ボッタスは14番手、周冠宇は15番手と、共にトップ10圏外に沈んだ。
アルファロメオ:F1モナコGP初日
バルデリ・ボッタスFP2: 14位, FP1: 20位
理想的な金曜日ではなかった。でもFP2で上手くリカバリーできたと思う。パワーユニットの故障で最初のセッションを失い、その修復に2時間を要する事になってしまった。
残念だよ。何しろこのコースは完全に慣れるために可能な限りの走り込む事が重要だからね。トラフィックが多くてあまりクリーンラップが得られなかったから、予選に向けてはFP3でスムーズな時間を過ごす事が決定的に重要だ。
FP2は僕にとって事実上、今週末の最初のセッションだったから、無理をせずに段階的に進めていった。自分自身とセットアップの両面で、まだかなりのパフォーマンスが残っている事は分かっているし、予選ではトップ10に入れるだけのポテンシャルがあると思ってる。
クルマの感触は悪くないし、Q3進出は可能だと思う 。
周冠宇FP2: 15位, FP1: 17位
今日は僕にとって初めてのモナコでの1日だった。キツかったけどドライブするのは本当に楽しかったよ。この手の街中を走るとスピードの高さを実感するね。
良いタイムを刻むためには全力でコミットして全てを振り絞り、壁にキスするレベルにまで攻める必要がある。
簡単なことじゃないし大きな挑戦だけど、そのために積み重ねている段階だし、本当に楽しかった。
バルテリがFP1を欠場したこともあって、この日はきっちりと走り込む事が特に重要だった。
明日の予選に向けてもう一歩前進できると思うし、そのために必要な事はすべて揃っていると思う。
初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手には僚友カルロス・サインツが続きフェラーリが1-2体制を築いた。3番手にはコンマ4秒遅れでセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
2022年F1モナコグランプリ3回目のフリー走行は日本時間5月28日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンテカルロ市街地コースで開催される。