ピエール・ガスリー、ホンダのタイトル獲得を祝福「長年の努力が実って僕も嬉しい」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、12月12日(日)に行われたF1第22戦アブダビGP決勝でポール・トゥ・ウインと共にワールドチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンとホンダF1を祝福した。
「マックス(フェルスタッペン)の事は本当に嬉しい。一緒にレースをして育った仲だし、いつかはチャンピオンになるだろうって思ってたからね。彼はそれを今日成し遂げた。本当に相応しいと思う」とガスリー。
「それにホンダの事も嬉しく思う。最後の年に長年の努力が遂に実ってタイトルを獲得出来たんだから」
ガスリーとホンダは共にF1キャリアを歩んできた。全日本スーパーフォーミュラ選手権で出会った両者は共に、2018年にトロロッソと合流。そして翌年に揃ってレッドブル・レーシングとの新たな道を歩み始めた。
まさかの予選Q2敗退を喫して12番グリッドについたガスリーは、ヤス・マリーナ・サーキットの58周のレースに向けて、ハードタイヤでスタートする賭けに出た。
出足の悪い硬いコンパウンドながらもオープニングラップでポジションをキープ。第1スティントを31周目まで引っ張った後、9番手でコースに戻るとフェルナンド・アロンソを交わしてポジションを上げ、ランド・ノリスとセルジオ・ペレスの不運によって6番手に。そして最終盤のセーフティーカー導入を機にソフトタイヤに履き替え、ファイナルラップでバルテリ・ボッタスを抜き去り5位フィニッシュを果たした。
「5位でフィニッシュできて最高に嬉しいよ。シーズンを締め括る上でこれ以上の結果はないと思う」とガスリー。
「今年は大量にポイントを獲り、様々なハイライトがあった。チームとしては過去15年で最も大きな成功を収めた信じられないようなシーズンだった」
「いつ如何なる時も集中力を切らさず、シーズンを通してパフォーマンスを発揮できたと思う。皆のことを心から誇りに思う」
22戦を通して110ポイントを重ねたガスリーは、ドライバーズランキング9位で2021年シーズンを締め括った。
12月12日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2021年F1最終第22戦アブダビGPの決勝レースでは、マックス・フェルスタッペンが最終ラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わして劇的なポール・トゥ・ウインを飾り、史上初のオランダ人F1ワールドチャンピオンに輝いた。