プレマレーシングのロバート・シュワルツマン、2021年FIA-F2選手権ソチにて
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

ハースF1、跳馬育成傘下のロバート・シュワルツマンを起用…最終アブダビGP後の若手ドライバーテストで

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22歳のロシア人ドライバー、ロバート・シュワルツマンが、F1アブダビGP終了後にヤス・マリーナ・サーキットで開催される若手ドライバーテストでハースVF-21のステアリングを握る事が決まった。

シュワルツマンは2017年にフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に加わると、2019年にF3ヨーロッパ選手権でタイトルを獲得。翌年に現ハースF1チームのレギュラードライバーを務めるミック・シューマッハのチームメイトとしてFIA-F2選手権デビューを果たした。

登竜門初年度は初戦のフューチャーレースを含めて4度の優勝を飾りランキング4位を獲得。同じくプレマ・レーシングから参戦している今季は、バクーとシルバーストンでスプリント勝負を制し、サウジアラビアとアブダビでの2ラウンドを残して現在135ポイントを獲得してランキング3位につけている。

シュワルツマンは昨年も同じポストシーズンテストにフェラーリから参加。今年はシーズン前にフェラーリが開催したフィオラノでの合同テストでもF1マシンを走らせており、F1最終戦後に行われる2日間のテストの内の1日でVF-21をドライブする。

シュワルツマンは「まず最初に、この素晴らしい機会を与えてくれたハースF1チーム、スクーデリア・フェラーリ、そしてFDAに感謝したい」と語った。

「ハースF1チームからテストに参加するのは今回が初めてだから、新しいチームとの仕事を楽しみにしているし、彼らからできる限り多くのことを学びたいと思っている」

「フェラーリ以外のチームでドライブするチャンスを与えて貰えるなんて本当に最高だし、みんなと一緒に仕事をするのが待ちきれない」

ハースのギュンター・シュタイナー代表はシュワルツマンについて「2017年末からドライバープログラムに参加しており、フェラーリから高く評価されているのは明らかだ」と指摘する。

「彼が才能あるドライバーであるという事は過去数シーズンのパフォーマンスを見れば明らかで、特にルーキーとして初めてF2に参戦した昨年は、ミック・シューマッハやニキータ・マゼピンとのバトルが印象的だった」

「今回、ロバートにF1でのドライブのチャンスを与える事ができ嬉しく思っている。彼とアブダビで一緒に仕事をするのが楽しみだ」

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