アルファタウリ・ホンダ、F1アブダビテストでリアム・ローソンを起用
アルファタウリ・ホンダはF1最終第22戦アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで行われるポストシーズン若手ドライバーテストでリアム・ローソンを起用する。
レッドブル・ジュニア・チーム所属の19歳のニュージーランド人ドライバーは12月のテストに向け、ファエンツァのファクトリーで初めてF1のシート合わせに臨んだ。
リアム・ローソンは7歳でカートをスタートさせ、2015年にフォーミュラ・ファースト・マンフィールド・ウィンターシリーズでシングルシーターデビューを果たし、優勝1回、表彰台10回を獲得して総合2位でシーズンを終えた。
2019年にレッドブルの若手ドライバー育成プログラムに加入。同年のトヨタレーシングシリーズでは5勝を挙げてチャンピオンに輝いた。
FIA-F3選手権を経て今年はハイテックGPからF2に参戦。アレックス・アルボンとパートナーを組み、レッドブルAFコルセから平行参戦したドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)では、ポイントリーダーとして最終戦に臨んだものの2レース共にケルビン・ファン・デル・リンデに接触され、マキシミリアン・ゲーツに逆転タイトルを許した。
なお第17戦アメリカGPに先立っては、インディカー・シリーズで活躍する元レッドブルジュニアのパトリシオ・オワードがマクラーレンの本拠、英国ウォーキングのファクトリーで同じくテストに向けてMCL35Mのシート合わせに取り組んだ。
これは今年5月にテキサス・モーター・スピードウェイで行われたインディカー初優勝のご褒美としてCEOのザク・ブラウンが約束したもので、シミュレーターでの走行を終えたパトリシオ・オワードは、F1マシンはインディカーと比較して「フロントエンドのグリップがかなり大きく」「クルマは凄く軽快で軽い。それにダウンフォースもかなり大きく、ブレーキングやその他の面に関しても本当に感動的だった」と評価した。