角田裕毅、ソフトタイヤで上位狙うも”不満”の15位「1周目にあまりにも多くのポジションを失ってしまった」
2021 F1第19戦サンパウロGPスプリント予選に挑んだアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、12番手スタートの15位フィニッシュと3ポジションダウンの結果に終わった。
スタートに選んだのはソフトタイヤであったが、1周目にアルファロメオ勢にポジションを奪われ一気に2ポジションを落とす厳しい出だしとなった。
接触によってスピンを喫したキミ・ライコネン(アルファロメオ)の転落に伴い1ポジションを回復したが、最後尾からの巻き返しを目指すルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑える事はできず4周目に14番手に後退した。
その後はアントニオ・ジョビナッツィのDRS圏内に入って追撃体制に入ったが抜けきれず、ファイナルラップでランス・ストロール(アストンマーチン)に先行を許して15位でクルマを降りた。
同様にソフトタイヤを履いてスタートしたピエール・ガスリーも4ポジションを失った。結果的にチームの戦略は上手く機能しなかった。
車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは難しいタイヤ選択を強いられたとしながらも「ユーキに関しては、ソフトタイヤの方がスタートで有利なのは明らかだった」と説明した。
ただその一方でガスリー共々「レース展開が落ち着いた後も、ソフトでは期待していたようなペースがなかった」とも認めた。
多くのポジションを失ってしまった
角田裕毅
スプリント予選: 15位, FP2: 16位
今日の結果には満足していません。1周目にあまりにも多くのポジションを失ってしまいましたし、その後もソフトタイヤのパフォーマンスを最大限にまで引き出す事ができませんでした。
スプリント予選フォーマットの関係上、ここではさほど走り込めていませんが、今日は様々な事を学びましたので、明日のレースに向けて今夜、それについてじっくり検討したいと思います。
ポールポジションはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。最前列2番グリッドにはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が並び、2列目3番グリッドはカルロス・サインツ(フェラーリ)、4番グリッドはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。
2021年 F1サンパウロGP(旧ブラジルGP)決勝レースは、日本時間11月14日(日)26時にスタート。1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。