アルファタウリ・ホンダのガレージで過ごす角田裕毅、2021年11月12日F1サンパウロGPにて
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角田裕毅、クルマに好感触もQ3進めず「悔しい」アルファタウリ・ホンダは「それでも見事なラップ」と評価

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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は11月12日(金)のF1第19戦サンパウロGP初日予選で13番手に終わった。トルコGPからの4戦連続Q3進出は叶わなかった。

インテルラゴス・サーキット初走行の角田裕毅は、1時間に渡って行われたFP1で11番手と好調な出だしを見せ、午後の予選Q1では僚友ピエール・ガスリーに1000分の3秒差の9番手タイムをマークした。

だが、Q2では失速。ターン1でタイヤをロックアップさせた事もあり、Q1で刻んだ自己ベストに0.133秒及ばず、0.346秒差の13番手でQ3を逃した。5番手突破を果たしたガスリーとのギャップは0.58秒だった。

非常に悔しい結果となったものの、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、1セットの新品ソフトのみでQ1を突破した事を「完璧」と評価。Q2でのラップも「見事」と褒めた。

「ユーキはQ2でクルマに手こずり、Q1に匹敵するタイムを残せなかった。我々としてはその理由を探って理解する必要があるが、それでもなお、彼のラップは本当に見事だった」

予選Q3に進めず悔しい

角田裕毅
予選: 13位, FP1: 11位

インテルラゴス・サーキットは僕にとって初めて走るコースなので、今朝のフリー走行は本当に重要でした。結果としてすぐにスピードに乗って走る事が出来たので、それに関しては良かったと思っています。

クルマの感触が良かっただけに、予選でQ3に進めなかったのは悔しいです。このポジションだと明日のスプリント予選のスタートは少し厄介な事になりそうですが、日曜のレースを更に上の位置からスタート出来るように前進できればと思っています。


スプリント予選の最上位グリッドを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をコンマ4秒差で退けた。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。

F1サンパウロGPの2回目のフリー走行は日本時間11月13日(土)24時から、スプリント予選は同28時30分よりインテルラゴス・サーキットで開催される。

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