2021年7月17日のF1イギリスGPスプリント予選を戦うアストンマーチンのセバスチャン・ベッテル
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

セバスチャン・ベッテル、2ポジUPで新フォーマットを堪能も決勝に向けては慎重 / Aston Martin

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アストンマーティンF1チームは7月17日のF1イギリスGPスプリント予選でセバスチャン・ベッテルが2ポジションアップの8位、ランス・ストロールが1ポジションアップの14位フィニッシュを飾り、2台揃ってグリッド改善を成功させた。

チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーはこの日の結果について「2台を前進させるという目標を達成できた」と評価。伸び悩んだストロールについては「リアのグリップ不足」を原因に挙げた。

また決勝レースの目標については「ホームグランプリでのダブルポイント」であるとして「2台のマシンにユニオンフラッグを掲げたい」と意気込んだ。

アストンマーチン:F1イギリスGPスプリント予選

セバスチャン・ベッテルスプリント予選: 8位, グリッド: 10位

これまでのところ、いつもとは違うこのフォーマットを楽しんでる。昨日の予選に続いて今日はスプリントと、どちらに転ぶか分からない面白さがあった。

僕らの場合は上手くいった方で、明日のレースに向けて幾つか順位を上げることができたし、逆に順位を下げた人もいた。

ソフトタイヤでスタートしたフェルナンド(アロンソ)は1周目で大きく順位を上げたけど、終盤にはもっと苦戦するんじゃないかと思ってた。でも実際のところ、彼の背後についたもののオーバーテイクには至らなかった。

今日の結果を受けて、明日に向けてまずまずのスタートポジションを得る事になったけど、戦略次第で結果は大きく変わる事になるだろうね。

ランス・ストロールスプリント予選: 14位, グリッド: 15位

僅かながらも順位を上げる事ができたのは良かったけど、僕らはまだ最適なマシンバランスを見出せていない。

ミッドフィールドは何台もが詰まってしまって隊列がズラリと長くなり、これ以上順位を上げるのは難しかった。

とは言え今回の短距離レースで色々なデータを得ることができたし、これによって必要とされる改善点を見出すことができるのは前向きな材料だ。

明日は長いレースになるし何が起こるか分からない。タイヤ選択に加えて暑さも影響するだろうね。明日はもっと上手くやれればと思ってる。


逆転のポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。

2021年F1イギリスGP決勝レースは日本時間18日(日)23時にブラックアウトを迎え、1周5891mのコースを52周する事で争われる。

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