アロンソ、1周目に6ポジUPと大暴れ!オコン共々TOP10グリッド確保「こいつは予選Q4と呼ぶべきだ!」と上機嫌 / Alpine
アルピーヌF1チームは17日(土)に行われたF1第10戦イギリスGPスプリント予選でフェルナンド・アロンソが4ポジションアップの7位、エステバン・オコンが3ポジションアップの10位と、揃ってグリッドを改善させた。
0.025秒差で予選Q2敗退を喫した2度のF1ワールドチャンピオンはソフトタイヤを履いて11番グリッドにつくと、序盤の数コーナーで一気にフィールドを駆け上がり、オープニングラップで6ポジションアップを果たした。
純粋なペースで劣るため最終的にマクラーレン勢に先行を許したものの、13番グリッドから10位フィニッシュしたチームメイトのオコン共々、日曜の決勝レースに向けてグリッドを大きく改善させた。
史上初のスプリント予選を振り返ったアロンソは「最高のスタートだった。1周目は良かったが、その後はレッドタイヤの方がデグラデーションが大きかった。でも走れなくなるほどじゃなかった」と語った。
7番手というグリッドについては「明日に向けて良い結果」とする一方で、スプリント中にライバル勢のミディアムタイヤがかなり劣化していた事に触れ、決勝レースは誰にとっても厳しい戦いになるとの認識を示した。
またチェッカーを終えてチームから1周目の見事な仕事ぶりを称賛されると、アロンソは上機嫌にもソフトタイヤを選択した戦略判断を褒め称え「こいつは予選Q4と呼ぶべきだね!」と述べ、”スプリント予選”なるネーミングを変えるべきだと提案した。
アルピーヌ:F1イギリスGPスプリント予選
フェルナンド・アロンソスプリント予選: 7位, グリッド: 11位
僕らにとって良いセッションになったと思うし、本当に楽しかった。明日のレースに向けてポジションを上げる事ができたし、ソフトをスタートタイヤに選んだのは賢明だったと思う。
スタートで上手く蹴り出して、最初の数コーナーで一気に11番手から5番手までポジションを上げる事ができた。その後はマクラーレン勢に抜かれてしまったけど、最終的に7番手をキープできた。
新しいフォーマットで行われた今回のレースは楽しめたけど、まだ幾つか小さな改善点があると思う。
この勢いを明日のレースに繋げられるよう頑張るつもりだ。
エステバン・オコンスプリント予選: 10位, グリッド: 13位
明日のレースに向けてポジションを3つゲインしてトップ10からスタートできる事になったし、今日のスプリント予選にはかなり満足だよ。本来であれば昨日の段階でこのあたりにいるべきだと思っていたから、その意味でも良かった。
ソフトでスタートするというチームの判断は正しかったと思う。上手く蹴り出して幾つかポジションを上げる事ができたからね。
新しいフォーマットは、週末にアクションとダイナミズムをもたらしたと思うし、不確実性も加わったし楽しかった。
明日のレースでもスタートタイヤを自由に選べるから戦略の幅が広がるし、ファンの皆にまた素晴らしいショーを披露できたらって思ってる。
逆転のポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。
2021年F1イギリスGP決勝レースは日本時間18日(日)23時にブラックアウトを迎え、1周5891mのコースを52周する事で争われる。