フェルスタッペン、C5タイヤでのペース改善訴えるも楽観「全てがかなり良好」
2021 F1第9戦オーストリアGP初日プラクティスを3番手で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスが先週末よりも1段階改善したとの認識を示し、新たに持ち込まれたC5コンパウンドでのペース改善の必要性を訴える反面「全てがかなり良好で大きな問題はなにもない」と楽観的な姿勢を示した。
先週末のシュタイアーマルクGPを完勝したフェルスタッペンは、同じレッドブル・リンクで行われた2日(金)のオープニングプラクティスで最速タイムを刻むも、FP2ではルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのメルセデス勢にトップ2を許した。
F1公式タイヤサプライヤーのピレリは先週末よりも1段柔らかいC3~C5タイヤを持ち込んでおり、フェルスタッペンは最も柔らかいコンパウンドでのショートランに関して「かなり速いように見える」と述べ、メルセデスが進歩したのは「確実」との見方を示した。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周回 |
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1 | ハミルトン | メルセデス | 1:04.523 | 31 | |
2 | ボッタス | メルセデス | 1:04.712 | +0.189 | 34 |
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:04.740 | +0.217 | 35 |
4 | ストロール | アストンマーチン | 1:05.139 | +0.616 | 33 |
5 | ベッテル | アストンマーチン | 1:05.268 | +0.745 | 37 |
C5でのペース改善訴えるも楽観
マックス・フェルスタッペンFP2: 3位, FP1: 1位
FP2では完璧なアタックができなかったけど、それでもクルマの感触は良かったし大きな問題は何もなく全てがかなり良好だった。
メルセデスはソフト(C5)でかなり速そうだったから、このコンパウンドでもっとペースを引き出せるようにしなきゃならないけど、レースで重要なミディアムでの走行とロングランでは僕らの方が上だったように思う。
今日はピレリのプロトタイプタイヤもテストしたけど悪くなかったように思う。
路面がかなり滑りやすかったけどドライブ可能な状態で留まってくれて運が良かった。おかげでロングランペースをしっかりと把握できた。
メルセデスが少しずつ進歩している事は確かだから今回も僅差の戦いになると思う。まずは明日の予選の結果を見守りたい。とは言え最も重要なのは、レースでこの柔らかいタイヤコンパウンドを如何に保たせるかだ。
F1オーストリアグランプリ3回目のフリー走行は日本時間7月3日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。