フェルスタッペン、”格別”のレッドブルリンク3勝目でプロストに並ぶ「こんな展開予想してなかった」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは6月27日のF1シュタイアーマルクGP決勝レースでポール・トゥ・ウインを飾り、今季の勝利数を4に伸ばしてドライバーズランキングでのリードを18点に広げた。
レッドブル・リンクでの勝利は2018年と2019年のオーストリアGPに続く3度目で、かつてエステルライヒリンク、A1リンクと呼ばれていた事もあるシュピールベルクのコースでの勝利数としてはアラン・プロストに並ぶ事となった。
順位 | ドライバー | チーム | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:22:18.925 | 25 |
2 | ハミルトン | メルセデス | +35.743s | 19 |
3 | ボッタス | メルセデス | +46.907s | 15 |
4 | ペレス | レッドブル | +47.434s | 12 |
5 | ノリス | マクラーレン | +1 lap | 10 |
初日金曜の段階でのロングランペースは拮抗していたものの、71周のレースでメルセデスがフェルスタッペンを脅かす場面は一度もなく、逆転を諦めたルイス・ハミルトンは1ポイントでも多くを稼ぐためにラスト2周でソフトタイヤに履き替えた。
ファステストラップを取りに”行かざるを得なかった”ハミルトンは、トップチェッカーのフェルスタッペンから35.743秒遅れでフィニッシュした。決勝を振り返ったフェルスタッペンはこの日のレース展開について「予想していなかった」と語った。
こんな展開予想してなかった
マックス・フェルスタッペン決勝: 1位, グリッド: ポールポジション
ホームであるレッドブル・リンクでの勝利はいつだって格別だ。本当に嬉しいし本当に楽しいレースだった。クルマの調子は良かったし、このコースを走るのはいつも楽しい。自分のレースに集中してタイヤをケアしつつ、自分の望む形でエイペックスを攻める事だけを考えていた。上手くやり遂げられた。
実際にやってみないことには日曜日の決勝レースで自分達がどこまでやれるのか、ライバルとの差がどの位なのかって事は分からないし、週末を通して僕らとメルセデスのロングランペースは本当に僅差だったから、今日このような形になるとは予想していなかった。
終わってみれば本当にポジティブな週末だったけど、もちろん来週も完全に同じってわけにはいかない。誰もが今回のレースから学んでくるだろうから、当然僕らもトップに立ち続けるために更に上を目指して改善し続ける必要がある。
今日の勝利はチーム全員の努力の賜物だ。現場とファクトリーの皆に心から感謝している。
2021年のシュタイアーマルクGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2戦連続でポール・トゥ・ウインを飾った。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果だった。
今週末と同じレッドブル・リンクを舞台として行われる次戦オーストリアGPは1週間後の7月2日のフリー走行1で幕を開ける。