レース前のグリッドで準備をするアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年6月27日F1シュタイアーマルクGP決勝にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅、努力重ねて掴んだ今季3度目の入賞「最も一貫性のある週末を過ごせた」

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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、レッドブル・リンクで行われたF1第8戦シュタイアーマルクGP決勝を10位でフィニッシュし、バーレーン、アゼルバイジャンに続く今季3度目の入賞を飾った。

角田裕毅はFP1で5番手、FP2では15番手、そしてFP3で再び5番手タイムを刻むと、前日の予選で2戦ぶりのQ3進出を果たして8番手を獲得した。

決勝では、バルテリ・ボッタスへの進路妨害による3グリッド降格ペナルティのために11番グリッドに並んだ。周囲をミディアム勢に囲まれる難しい状況ながらも、堅実な走りでキミ・ライコネン(アルファロメオ)を抑え、ポイント圏内でチェッカーを受けた。

最も一貫性のある週末を過ごせた

角田裕毅
決勝: 10位, グリッド: 11番手

先週から上手くステップアップして、今日はポイント圏内でフィニッシュする事ができて満足です。

チームには本当に感謝しています。過去数週間に渡って懸命に仕事に取り組んできましたので、こうしてトップ10に入れて本当に良かったです。

可能性としては8位や9位でフィニッシュできるチャンスもあったとは思いますが、今は兎に角、すべてのデータを分析して来週に向けて準備を進める事が重要です。

これまでの中で最も一貫性のある週末を過ごせたと思いますし、満足していると言わねばなりません。

今日のピエール(ガスリー)については本当に残念でした。ですが、クルマのペースは確実に向上していると思いますので、来週はそれを全てまとめていくだけです。

この後数日はアルファタウリやレッドブルと一緒に幾つか”クールなアクティビティ”を計画していますので、それが終わった後に、ここでの第2レースに向けて準備を始めたいと思っています。


2021年のシュタイアーマルクGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2戦連続でポール・トゥ・ウインを飾った。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果だった。

今週末と同じレッドブル・リンクを舞台として行われる次戦オーストリアGPは1週間後の7月2日のフリー走行1で幕を開ける。

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