2021年インディ500 予選出走順:優勝に向けてはファスト9進出が必須条件か…佐藤琢磨は12番手出走
21日(金)のくじ引きを経て、第105回インディ500予選の出走順が決まった。計35名のドライバー達は22日(土)と23日(日)の2日間に渡り、ポールポジションと予選落ちを巡ってインディアナポリス・モーター・スピードウェイでスピードを競い合う。
ターボのブースト圧が引き上げられたファストフライデーのプラクティス5を終え、4周の平均速度を競う予選出走順が無作為に決められた。トップバッターはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)で、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は12番手に決まった。
インディカーは追い越し促進のために空力パッケージを強化したものの、クリーンエアーが得られるトップ争いを除き、依然としてオーバーテイクは困難と見られているため、2日間の予選結果は非常に重要だ。優勝を狙う誰もがファスト9入りをターゲットに予選に挑む事になる。
アレクサンダー・ロッシは「(クルマのエアロは)2020年より良いものの、2019年や2017年よりは悪い。誰もが同じ様に苦労をしているし、後方に沈んでしまうと、やれる事が限られてくる。2、3列目までを確保する事がかなり重要になるだろう」と述べ、パトリシオ・オワードは「どこでもいいから、とにかくファストナインだ」と答えた。
予選1日目は現地12時から18時まで走行が行われる。まずはくじ引きの出走順に計測を行い、35台全てが走行を終えると、タイム更新に向けて各々「ファストレーン」か「ノーマルレーン」のいずれかの列に並び次の走行を待つ。
ファストレーンを選んだ場合、既に記録済みのタイムが抹消される代わりに、ノーマルレーンより優先的に走行する事ができる。
予選1日目の上位9台は、ポールポジションを争う2日目の”ファストナイン・シュートアウト”に進出する。また31番手から35番手までは、31~33番グリッドを巡る2日目の予選落ちバトル”ラストチャンス・クォリファイ”に挑む事になる。
出走順は以下。日本でのテレビ放送については「2021年 インディ500開催日程とテレビ放送」を参照されたい。
- スコット・ディクソン
- マルコ・アンドレッティ
- ライアン・ハンター=レイ
- エリオ・カストロネベス
- エド・ジョーンズ
- ジェームズ・ヒンチクリフ
- ステファン・ウィルソン
- トニー・カナーン
- ジョセフ・ニューガーデン
- リーナス・ヴィーケイ
- スコット・マクラフラン
- 佐藤琢磨
- サンティノ・フェルッチ
- セージ・カラム
- ピエトロ・フィッティパルディ
- ファン・パブロ・モントーヤ
- JR.ヒルデブランド
- ウィル・パワー
- エド・カーペンター
- パトリシオ・オワード
- フェリックス・ローゼンクビスト
- マックス・チルトン
- ダルトン・ケレット
- コナー・デイリー
- グレアム・レイホール
- ジャック・ハーベイ
- RC・エネルソン
- アレックス・パロウ
- シモン・パジェノー
- コルトン・ハータ
- アレキサンダー・ロッシ
- マーカス・エリクソン
- シモーナ・デ・シルベストロ
- チャーリー・キンボール
- セバスチャン・ブルデー