フェルナンド・アロンソ駆るアルピーヌA521、2021年3月13日F1バーレーンテストにて
Courtesy Of Alpine Racing

アロンソが満を持して登場、単独128周で怪我の影響感じさせず…A521に前向きな評価も慎重 / F1テスト《2日目》2021

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2021年F1プレシーズン・バーレーンテストの2日目を担当したアルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソは、全体としては満足感を示したものの、幾つかの課題を挙げるなど慎重な姿勢を崩さなかった。

アルピーヌはバーレーン・インターナショナル・サーキットでのテスト2日目、2年ぶりにF1復帰を果たすアロンソにA521での作業を託した。

アルピーヌA521に乗り込むフェルナンド・アロンソ、2021年3月13日F1バーレーンテストCourtesy Of Alpine Racing

アルピーヌA521に乗り込むフェルナンド・アロンソ、2021年3月13日F1バーレーンテスト

昨日の砂嵐の影響が多少残っていたものの、アロンソは1日を通して128周を走破。明日のプレシーズンテスト最終日に向けて、チームの累計マイレージを257周に伸ばした。

この日はまず、A521のリアにエアロレイクを装着。車体回りの気流の流れを測定し、それが終わるとC2とC3コンパウンドを使っての走行に取り組み、60周を走り終えたところで暫定2番手タイムと共にランチブレイクに入った。

午後は路面および天候状況が回復。アロンソは再びC2とC3タイヤを装着してロングランに取り組み、セッション残り1時間を過ぎたところで100周の大台を突破した。一貫性とキレのある走りは流石といったところだ。

この日アロンソがパフォーマンスランに取り組む事はなく、午前にC2で記録した1分32秒339がファステストラップとなり、総合10番手タイムでクルマを降りた。

サイクリング中の事故による怪我の影響を感じさせる事はなく、フィジカル・メンタル双方での準備は100%との主張は嘘ではないようだ。上顎のチタンプレートは今季終了後のオフシーズンに再度の手術で取り除かれる。

最終日の日曜は午前をオコンがドライブ。3日間の締めはアロンソが担当する。

アロンソ:F1テスト2日目を終えて

フェルナンド・アロンソ10位:1分32秒339 / 128周

計画していたプログラムに沿って大量に走り込めた点は良かったけど、じっくりと腰を据えて全てを分析する必要がある。

クルマのフィーリングは良かったけど、新しいエアロパッケージの特性をもう少し理解する必要があると思う。

今日は硬めのコンパウンドで走ったけど、明日は更に多くマイレージを稼がなきゃならない。エステバンと協力してもっとデータを集めて、パッケージ全体の微調整に取り組みたい。


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。2番手にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が0.124秒の僅差で続いた。3番手はランス・ストロール(アストンマーチン)という結果となった。

バーレーンテスト最終3日目は、日本時間3月14日(日)16時から午前のセッションが、同21時から午後のセッションがそれぞれ4時間に渡って開催される。テストの模様は2ヶ月無料キャンペーンを実施中のDAZNが生配信する。