F1バーチャルGP初戦オーストリア、フィッティパルディ弟がハースに優勝もたらす
2021年F1バーチャルGPの初戦が31日(日)、公式レースゲーム「F1 2020」の仮想レッドブル・リンクで開催され、アーサー・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)との激戦を制したハースF1チームのエンツォ・フィッティパルディが優勝を飾った。
シャルル・ルクレールの弟アーサーは2位でフィニッシュするも、トラックリミットによる計2回の3秒ペナルティーが響き3位に後退。メルセデスのストフェル・バンドーンが2位を掻っさらった。
弟エンツォの活躍をよそに、兄ピエトロ(ハース)はアンソニー・デビッドソン(メルセデス)を退けるもアームストロングには僅かに及ばず6位に終わったが、兄弟揃って満面の笑みを浮かべた。
本大会では、各チーム擁するシムレーサーによる5周のスプリントレースによってスターティンググリッドが決定された。2019年のF1 Esportsチャンピオンであるデビッド・トニッツァが勝利したため、フェラーリのマーカス・アームストロングがポールポジションからスタートした。
レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは4番グリッドであったものの、レーススタート時に問題が生じたため最後尾に後退。しかしながら、ミディアムからソフトへと履き替える戦略を上手くやり切り、大逆転の4位でチェッカーフラッグを受けた。
「スタート位置を考えれば4位は悪くない結果だし楽しいレースだった」とアルボン。
「チームとしての予選順位は4位と16位だったんだけど、どういうわけか(チームメイトの)ジェフリー(ハーリングス)と僕は最後尾からスタートする事になってしまった。インターネットに接続できなくなってしまい、ゴーストカーが代走した事で5秒をロスしてしまった。次戦までにネット環境を整えておかなきゃね」
アルファロメオから参戦したベルギー代表GKのティボー・クルトワはファステストラップを刻むも入賞には届かず13位。ウィリアムズのニコラス・ラティフィが10位に滑り込んだ。
本大会の模様は以下の動画で。シリーズ第2戦は2月7日(日)に仮想シルバーストン・サーキットで開催される。