ピエール・ガスリー、未経験のイスタンブール戦「僕好みのサーキット!チャンスあり」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、2020年FIA-F1世界選手権第14戦トルコGPに先立って抱負を語った。舞台となるのは9年ぶりの復活を遂げるイスタンブール・パーク・サーキット。ガスリーにとっては初めてのコースとなる。
イスタンブールは僕好みのサーキット
ピエール・ガスリー
イモラでのグランプリは本当に残念だった。フリー走行や予選では自己ベストに匹敵するリザルトを残せていたのに。かなり良い結果が残せたであろう事は明らかだったから、リタイアを強いられてしまったという事実を受け入れるのは簡単じゃないけど、これがレースというものなんだ。
来年もこのチームに残ることは正式発表前から分かっていたことだし、アルファタウリと一緒に戦い続けられる事が決まって本当に嬉しく思っている。協力して上手く仕事に取り組めているし、とても良いチームだし、シーズンも好調だしね。
現時点での僕のターゲットは今季の残り4レースだ。来シーズンに向けて幾つか有益な材料を見つけ出す事ができているし、ラスト4戦は来年に向けた準備という点でも重要なんだ。
イモラでのレースを終えて、僅かではあるけど休みを取ることができた。出来る限り自宅にいてトレーニングをしながら、ジムに通う時はウイルス感染のリスクを冒さないように気を使っていた。
健康を維持しながら生活するのは徐々に難しくなってきているし、今や制約も強化される方向だ。無事にシーズンを締め括るためには、ルールに則って生活して体調を壊さないようにしなきゃならない。
イスタンブールのトラックは首の筋肉に堪えるって言われているけど、今の僕はこれまでのキャリアの中で一番調子が整っているから、その点については特に気にしていない。
他の多くのドライバーたちと同じように、僕もイスタンブールでレースをした事はない。レイアウト的にとても面白そうだから、自分の目で確かめるのが待ち遠しいよ。
シミュレーターで何周か走ってみたけど、左周りのロングコーナーのターン8みたいな珍しいタイプのコーナーが幾つかあって、本当にユニークなコースだと思う。
第1セクターは幾つかブラインドがあって面白い。勾配の変化もあるし、旋回とブレーキングを同時に行うコーナーも多い。こういうコーナーは横方向と縦方向の負荷が同時に襲ってくるんだ。
僕としては、かなり複雑でリズムに乗らなきゃならないコーナーが多いサーキットは好きだから楽しめると思う。今回も好結果に挑戦できるチャンスがあると思う。
トルコGPの舞台となるのは1周5,338m、全14コーナーを有するイスタンブール・パーク・サーキット。見どころの1つは、4つのエイペックスを持つ下り坂の複合高速コーナー、通称ディアボリカ(ターン8)で、ヘルマン・ティルケ最高傑作の一つとの呼声も高い。
F1トルコGPは、日本時間11月13日(金)17時からのフリー走行1で幕を開ける。