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ブレーキ・バイ・ワイヤ

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ブレーキ・バイ・ワイヤとは、ドライバーのブレーキペダルの踏み混み具合を、「機械的に」ではなく「電気的に」検出し、これをコンピュータによって間接的にブレーキに伝える仕組みのこと。間にコンピューターを介しているためドライバーのブレーキ操作がダイレクトにブレーキに伝わらない。ブレーキ・バイ・ワイヤのワイヤとは「電線」のことである。

従来型のブレーキシステムの場合はブレーキペダルとブレーキとが主に油圧によって「直結」しているため、ドライバーの操作がダイレクトにブレーキに作用する。あえて言えば「ブレーキ・バイ・オイル」といったところだろうか。一方でブレーキ・バイ・ワイヤの場合にはドライバーの操作が間接的にブレーキに伝えられるため、操作が非常に難しい。

理想的にはドライバーの要求(ブレーキペダルの踏み混み具合)に対して適切・安定的に、かつ毎回同じようにブレーキが動作するようコンピューター制御する必要がある。このバランスをとるためのマッピングがパフォーマンス向上には非常に重要となる。