ダニール・クビアト、母国で堂々の8位入賞「オコンを抜けなかった事だけが心残り」
自身の母国グランプリとなるF1ロシアGP決勝レースを8位入賞で終えたアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、結果に「凄く満足」だとする一方で「オコンを抜けなかった事だけが心残り」だと語った。
ハードタイヤでスタートして第1スティントを引っ張ったクビアトは一時3番手を走行。30周目にミディアムタイヤに履き替えると8番手でコースに復帰し、レース終盤にエステバン・オコン(ルノー)を捕らえたものの、追い抜きあぐねて8位でチェッカーフラッグを受けた。
順位 | ドライバー | チーム | 周 | タイム | 点 |
---|---|---|---|---|---|
7 | オコン | ルノー | 53 | +68.006s | 6 |
8 | クビアト | アルファタウリ | 53 | +68.740s | 4 |
9 | ガスリー | アルファタウリ | 53 | +89.766s | 2 |
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、この日のクビアトの走りを「ファンタスティック」と称した。
オコンを抜けなかった事だけが心残り
ダニール・クビアト決勝: 8位, グリッド: 11番手
これまでの母国レースはあまり良い結果に恵まれた事がなかったから、今日の結果には凄く満足している。戦略を機能させるためにプッシュし続けなきゃならないタフなレースだったけど、僕はこういうレースは嫌いじゃないんだ。
今日のレースペースは素晴らしく、数周に渡ってハミルトンを抑える事ができた位だった。僕は予選よりも決勝の方が良い傾向にあるから、今日も朝から自信を持っていた。
ペースも良く手の届く場所に7位があっただけに、オコンを抜けなかった事だけが心残りだけど、現行マシンでオーバーテイクするのは本当に難しい。
とは言え、今日のドライビングには満足してるし、チームに貴重なポイントを持ち帰る事もできた。クルマは好調だしペースも良いから、チャンピオンシップの順位を上げるためにも残りのシーズンでプッシュし続けなきゃね。
9月27日(日)にソチ・オートドロームで行われた2020年F1第10戦ロシアグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が通算9勝目を上げて優勝し、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位に表彰台にはルイス・ハミルトンが続く結果となった。