9位ガスリー、予想外のVSC早期解除で順位失うも自力で挽回「もう少しやれたはず!残念」
F1ロシアGP決勝レースを9位入賞で終えたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、53周に及んだ長き戦いを終えて、マシンのポテンシャルを考えれば「もう少し上の結果が得られたはず」であるとして「少し残念」と語った。
9番グリッドからソフトタイヤでスタートしたガスリーは、オープニングラップで7番手に浮上。その後、18周目にハードタイヤに履き替えたものの、戻った位置がトラフィックの中で、キミ・ライコネン(アルファロメオ)を抜きあぐねながらの走行を強いられた。
9番手を走行していた43周目のバーチャル・セーフティカー(VSC)を機にピットへと向かい、ミディアムタイヤに交換。VSCが予定外に早く解除されたために2ポジションダウンの11番手でコースに復帰したが、コース上でランド・ノリス(マクラーレン)とアレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)の2台を抜き去り、9位でフィニッシュした。
順位 | ドライバー | チーム | 周 | タイム | 点 |
---|---|---|---|---|---|
8 | クビアト | アルファタウリ | 53 | +68.740s | 4 |
9 | ガスリー | アルファタウリ | 53 | +89.766s | 2 |
10 | アルボン | レッドブル | 53 | +97.860s | 1 |
もう少しやれたはず!残念
ピエール・ガスリー決勝: 9位, グリッド: 9番手
簡単なレースじゃなかった。上手くスタートを決めて7番手を走行していたけど、レース中盤でアレックス(アルボン)とキミ(ライコネン)とバトルしていた際にかなりタイムをロスしてしまった。シャルル(ルクレール)にもオーバーカットされてしまったけど、ペースはかなり良かったからコース上で抜き返そうと頑張った。
バーチャル・セーフティーカーがもう少し長く続いていれば、確実にフリーストップ(順位を失う事なくピットイン)できたはずだけど、予想より短いタイミングで解除されたしまったから、逆にポジションを失ってしまった。それでも、何台かをオーバーテイクしてポジションを取り戻す事ができたのは良かった。
クルマのフィーリングは良かったしペースも悪くなかっただけに、もう少し上のリザルトもあり得たと思うから、その点は残念だね。
9月27日(日)にソチ・オートドロームで行われた2020年F1第10戦ロシアグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が通算9勝目を上げて優勝し、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位に表彰台にはルイス・ハミルトンが続く結果となった。