ハンガロリンクのパドックを歩くホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターと山本雅史マネージング・ディレクター
Courtesy Of Honda

ホンダF1、トラブルでガスリーのPUを交換「万全を期すための予防措置」と田辺TD

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2020 F1第3戦ハンガリーGP初日プラクティスを振り返ったホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、FP2に向けて今季2基目となるCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入したのは「予防措置」だと説明した。

午前のFP1でPUトラブルを抱えたガスリーは、ガレージから出ることが出来ずノータイムに終わった。ホンダは午後のセッションに向けてアルファタウリ10号車のCEを交換した。

FP2は90分を通して雨に見舞われたため多くを走り込むマシンはなかったが、ガスリーはフルウェットとインターミディエイトタイヤを履いて7ラップを走り、7番手タイムをマークした。Sky F1のテッド・クラヴィッツは、トラブルの原因はセンサーの誤動作でエンジン本体に問題はないようだと伝えていた。

Pos Driver Team Time Gap Laps
6 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:42.588 +2.124 7
7 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:42.820 +2.356 4
13 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:47.422 +6.958 7
19 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 3

ガスリーのCE交換は予防措置

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

ハンガリーGPが行われる今週末は不安定な天気予報が出ており、本日もFP1の走行前にポツポツと雨が降りましたが、FP1はドライタイヤで通常の走行ができました。ですがFP2では雨が本降りとなりウエットコンディションとなったため、計画していた通りの走行はできませんでした。従って、明日はFP3を最大限に活用して予選に向けてセットアップを煮詰めていく必要があります。

なおFP1では、インスタレーションラップ時にガスリー選手のパワーユニット(PU)のデータに異常が見られたため、万全を期すために予防措置として幾つかのパーツを交換しました。その後のFP2での走行では特に異常は確認されていません。


雨の中、タイム計測者が13台に留まった午後のFP2で最速を刻み初日をトップで締め括ったのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)で、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)をコンマ2秒差で退けた。3番手には1.3秒遅れでカルロス・サインツ(マクラーレン)が続く結果となった。

F1ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は日本時間7月18日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってハンガロリンクで開催される。

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