F1ポルトガルGP、24年ぶりに復活? 9月末にポルティマオで2連戦か
F1ポルトガルGPが24年ぶりに復活するかもしれない。ポルトガルのスポーツ紙「A BOLA」は、ポルティマオ・サーキットことアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェでグランプリが開催される見通しだと伝えた。
報道によると、同サーキットは今年4月2日にF1開催のために要件であるFIAグレード1ライセンスを取得しており、伊ムジェロ・サーキットでの9月13日のレースに続いて、2020年シーズンの第10・11戦として9月27日とその翌週末にダブルヘッダーとして開催される可能性があるという。
F1ポルトガルGPはポルト、モンサント、エストリルと開催地を変えながら、1958年から1996年にかけて断続的に計16回のレースを開催してきた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を受け、F1は今季の開催計画を白紙としてこれを再編。欧州8戦から成る改訂版カレンダーを今月始めに発表した。商業権を持つリバティ・メディアはモンツァでの第8戦イタリアGPに続く開催地の調整に取り組んでおり、ホッケンハイム、ムジェロ、イモラ、ヘレスなどの名前が取り沙汰されている。
ポルティマオ・サーキットは既に営業を再開しているようで、MotoGPに参戦するチーム・スズキ・エクスターが9日、アレックス・リンスとアルベルト・アレナスを引き連れ、7月中旬のシーズン再開に向けてレーニングを開始。8月7日から9日にかけてはスーパーバイク世界選手権の開催が予定されている。
© Getty Images / Red Bull Content Pool、2018年スーパーバイク世界選手権 第10戦
ポルティマオ・サーキットは全18コーナーを持つ全長4.684kmの時計回りのトラックで、2008年11月2日に営業を開始した。A1グランプリやヨーロピアン・ル・マン・シリーズの開催経験はあるがF1はない。ただし、2009年にF1テストを開催し、セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)が1分27秒987のファステストラップを刻んでいる。