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イモラ「準備は整った」14年ぶりのF1開催に向けてFIAグレード1を更新
1981年から2006年にかけてサンマリノGPの舞台を務めてきたイタリア・ボローニャ県東部に位置するイモラ・サーキットは6月11日、F1開催に必要なFIAグレード1ライセンスを更新した事を明らかにした。
同コースは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で再編が行われている2020年シーズンの改訂版F1カレンダーの候補に挙げられており、交渉が成立すれば14年ぶりにF1に復活する事になる。
F1は今季に最低15戦を開催したいとしているものの、現時点ではまだ8戦しか確保できていない。アゼルバイジャンGP、シンガポールGP、そして鈴鹿サーキットでの日本GPの中止が決定した今、F1はイベント数確保のために、バーレーン及びアブダビでの最終ラウンド前にヨーロッパの新旧会場での新たな契約を結ぶべく、プロモーターとの間で調整を進めている。
2006年のサンマリノGPを最後にカレンダーから姿を消したイモラは、保持していたグレード1ライセンスが今週に期限切れを迎える事となっていたが、FIAが要求する全ての基準を満たしてライセンスを更新した。
イモラ・サーキットのウベルト・セルバティコ・エステンセ会長は「ライセンスの更新によって我々はF1グランプリをホスト出来る状態となった。夢の実現を祈っている」との談話を発表した。
イタリア国内では、イモラと同じようにフェラーリ所有のムジェロ・サーキットにも白羽の矢が立っているが、こちらは未だ一度もF1グランプリを開催したことはない。