フェルスタッペン、風の影響で得意のセクター3が不発「出来ることは殆どなかった」F1ロシアGP《予選》
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、F1ロシアGP初日セッションを全体ベストで締め括ったものの、2日目の公式予選ではメルセデスとフェラーリの後塵を拝し4番手。セッションを振り返ったフェルスタッペンは、風の影響によって、前日までアドバンテージを築いていたセクター3でのゲインが消滅した事が敗因だと明かした。
空力関連のレギュレーションが変更された今年のマシンは、例年以上に風に対してセンシティブかつ弱い。RB15も例外ではなく、フェルスタッペンはF1オーストリアGPで突風に煽られクラッシュしており、この日の予選では、チームメイトのアレックス・アルボンがターン13で追い風に煽られバリアへと突っ込んだ。
モンツァに続くスペック4エンジンの投入によって、フェルスタッペンは5ポジションダウンの9番グリッドからレースに挑む事になる。
風の影響で得意のセクター3が不発
マックス・フェルスタッペン予選: 4位, FP3: 5位
ここはパワーサーキットだから、難しい予選になることは事前に予想できていたけど、ラップ自体は上手くまとめられたと思う。でも、これ以上出来ることは殆どなかった。風の影響があって、得意の最終セクターが台無しになってしまい、クルマのポテンシャルを最大限にまで引き出せなかったからね。
昨日の結果はポジティブに捉えていたけど、フェラーリの連中は手の内を見せてはいなかった。今日の予選が顕著だけど、彼らは予選になって初めてパワーを最大限に引き出してくる。
ソチのコーナーはその殆どが90度の直角である事に加えて凄く短いから、この部分でラップタイムを稼ぐのは難しい。でも、メルセデスの2台を分割して4番手につけたのは収穫だ。
グリッド降格ペナルティーのために、明日は中団グループに埋もれる9番手スタートだから、クリーンにスタートする事が重要だ。周りの連中も同じように慎重になってくれることを願うよ。
現実的な目標としては5位が妥当だと思うけど、当然それ以上の結果を目指して最大限に努力するつもりだ。戦略の違うメルセデスがどう打って出るのかも興味深いね。
ポールポジションはシャルル・ルクレール(Ferrari)。4戦連続の快挙となった。2番手はルイス・ハミルトン(Mercedes)。3番手にはセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が続く結果となった。
2019年F1第16戦ロシアグランプリ決勝レースは、日本時間9月29日(日)20時10分から行われ、1周5872mのソチ・オートドロームを53周する事で勝敗を決する。