ホンダ勢、F1ロシアGPで全4台がPU交換ペナルティ「たかが5グリッド。問題ない」とフェルスタッペン
ホンダF1はシーズン第16戦ロシアGP開幕を翌日に控えた26日、レッドブル及びスクーデリア・トロロッソ全4台のパワーユニットを交換すると発表した。マックス・フェルスタッペン、アレックス・アルボン、ピエール・ガスリー、そして母国レースとなるダニール・クビアト4名全てが、ソチ・オートドロームで降格ペナルティを受ける。
投入されるのは、スパとモンツァでお披露目されたスペック4エンジン。再び最新型ICEの封が切られる。なおクビアトに関しては、ICEを含めたES(バッテリー)以外のコンポーネント一式を交換する。4台は既にレギュレーションで許可された年間上限基数に達しているため、日曜の決勝レースで降格ペナルティを受ける事になる。
フェルスタッペン、アルボン及びガスリーに関してはICEのみの交換となるため、各々予選リザルトの5グリッド後方からレースに挑む事になる。クビアトに関してはICEに加えてターボチャージャー、MGU-K、MGU-H、CEの計5つのエレメントを交換。母国レースをグリッド最後尾からスタートする。
仮にポールポジションを獲得したとしても6番グリッドスタートとなるわけだが、マックス・フェルスタッペンは「たかが5グリッドに過ぎない」と語り、大きな問題はないと主張する。フェルスタッペンは昨年のロシアGPで19番グリッドからスタートし、5位でチェッカーを受けている。
「僕らは昨年のレースで後方スタートだったけど、このコースでの巻き返すのはさほど難しくはなかった。オーバーテイク出来るからね」とフェルスタッペン。「今年の中団グループは去年よりも接近しており多少コンペティティブかもしれないけど、多分大丈夫だよ」
「ここでペナルティを受けても大きな痛手になるとは思っていない。何もグリッドの最後からスタートするわけじゃないんだ。たかが5グリッドだよ」
今回の戦略的エンジン交換は、10月13日(日)に開催されるホンダのお膝元鈴鹿サーキットでのF1日本GPを見据えた措置であるとみられる。