レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、9月27日に開幕を迎えるF1第16戦ロシアGPでもシンガポールGP同様に、スクーデリア・フェラーリ勢が優勢に立つと予想している。

舞台となるソチ・オートドロームは、メルセデスが5連勝を続けるコースであり、フェラーリが表彰台の頂点に上った事はない。だがレイアウトとしては、跳馬が得意とする2本のロングストレートを有し、1-2フィニッシュを飾ったシンガポールと同じく、90度コーナーが多くを占める。

フェルスタッペン：ロシアGPに向けて

マックス・フェルスタッペン

チームは戦略面で素晴らしいピットコールをしてくれたし、表彰台に立てたからシンガポールでのレースには満足してるけど、オーバーテイクのチャンスが豊富なロシアが楽しみだ。トラックレイアウト的に言えば、ソチは僕らのマシンとの相性がそんなに良いわけじゃないけどね。

このコースの特徴は、コーナーのほとんどが90度コーナーってところだ。普段こういったコースを走る事はないからホント珍しい。高速のストレートから低速コーナーへのアプローチは、制動状態のマシンから最高のパフォーマンスを引き出さなきゃらならず本当に難しい。起伏が少なくかなり平坦だから（前後荷重への影響が少なく）、こういったチャレンジングなコーナーでマシンが上手く機能しているかどうか直ぐに見極める事が出来る。

シンガポールGPでのフェラーリは本当に速かったし、ストレートのあるソチも彼らのマシン向きだと思う。でも、先週末のパフォーマンスを受けて、僕らにも幾つかアイデアがあるし、ロシアに向けてデータを分析しなおすつもりだ。改善出来る事を願うよ。

ロシアGPの舞台となるのは、カレンダー3番目の長さを持つソチ・オートドローム。未だ一度もメルセデス以外のチームが勝利した事はなく、昨年はルイス・ハミルトン優勝し、バルテリ・ボッタスが2位に続いた。

F1ロシアGPは、現地9月27日(金)11時、日本時間同日17時からのフリー走行1で幕を開ける。

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