ヘルメットを被りセッションに備えるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1ロシアGPフリー走行にて
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初日最速フェルスタッペン「降格を受けるけど予選で手を抜くつもりはない」F1ロシアGP《初日》

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新しくスペック4エンジンの封を切った事で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第16戦ロシアGPで降格ペナルティを受ける事が確定しているものの、決して予選で手を抜くつもりはないという。

同じくPU交換でペナルティを受けたモンツァでは、フルコンポーネントを交換したために最後尾スタートであったが、今回はICE=内燃エンジンのみであるため5グリッド降格となる。

仮に予選6番手以降であった場合、自身は中古タイヤを履きながらも、周りはフレッシュタイヤという厳しい状況下でのレーススタートを強いられるが、フェルスタッペンはFP1で2番手、そしてFP2ではトップタイムを叩き出しており、降格を受けたとしてもトップ10圏内に留まる可能性が高い。

降格を受けるけど予選で手を抜くつもりはない

マックス・フェルスタッペンFP2: 1位, FP1: 2位

今日はクルマはどちらのコンパウンドでも本当によく機能していたし、すごくポジティブな結果になったと思う。今日はプログラムに沿って、様々なセットアップを試してみた結果、良いバランスを見つけ出せた。

特に最終セクターでのフィーリングが良かったけど、ロングストレートのある第一セクターでも同じ様に速さがあった。このコースでマシンがキマっている時は、最終セクターの感触で分かるんだ。この前のシンガポールの週末が難しかった分、本当に満足だ。

明日は雨の可能性があるし、状況は色々と変わってしまうだろうけど、コンディションが変わったとしてもクルマが上手く機能する事を願ってる。

グリッド降格のペナルティーのために、決勝では5グリッド降格になってしまうけど、明日の予選では手を抜かずにベストを尽くすつもりだ。ここはオーバーテイク可能なサーキットだから、速さがあれば先頭集団まで追いつけるはずだ。

今日はまだ初日だから確かな事は言えないけど、それでもなお今日は本当にポジティブなスタートが切れたと思う。


初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.335秒差で退けた。3番手にはコンマ6秒遅れでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。

2019年F1ロシアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月28日(土)18時から19時まで、公式予選は同21時から1時間に渡ってソチ・オートドロームで開催される。

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