レッドブル・ホンダRB15、2019年プレシーズンテスト
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ホンダを積んだレッドブルは高い競争力を発揮するはず、とジャン・アレジ…2019年のF1を予想

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レッドブル・ホンダはプレシーズンテスト後半、クラッシュとギアボックストラブルによって多くの走行時間を失い、厳しい結末と共にバルセロナを後にした。だが、1991年から95年までスクーデリアでF1を戦った経験を持つジャン・アレジは、開幕オーストラリアGPを2週間後に控え、ホンダRA619Hを積んだレッドブルRB15は高い競争力を発揮するだろうと予想する。

「ホンダを搭載した新しいレッドブルは、非常にコンペティティブな存在になるはずだ」アレジは地元ラジオ局のインタビューの中で、今シーズンの予想を口にした。

「(ダニエル)リカルドを起用したルノーもまた、レッドブルと同じ様に良い兆候を示していると思う。キミ(ライコネン)とアントニオ(ジョビナッツィ)もアルファロメオで上手くやるはずだ」

シーズン前テストでは、昨年の選手権を盛り上げたフェラーリとメルセデスAMGが他を圧倒するスピードを披露。今年もまた、両者がチャンピオンシップ争いの主役となる事に疑問の余地はなさそうに見える。メルセデスは黄金期のフェラーリが成し遂げたタイトル6連覇の偉業に肩を並べられるだろうか?アレジは、シルバーアローには不安な点があると指摘する。

「もちろん、メルセデスも強さを発揮するだろうが、彼らがバルセロナで異なる仕様のマシンを2台走らせた事は注目に値する。それは、当初考えられていた計画がデータ通りに機能しなかった事を示しており、通常は良い兆候とは言えない」

メルセデスは第2回テスト初日に、開幕戦用に開発されたシャシー側の大規模アップグレードキットを投入。”新しい”W10は、先端形状が独特なノーズコーンに、車体外側へと湾曲したエンドプレートを持つフロントウイングを搭載。フロアやサイドポッド、Tウイング等にも改良が加えられていた。

第二回バルセロナ合同テストで投入されたメルセデスW10のアップグレード比較画像
上がテスト1のW10、下がアップグレードされた別仕様のW10

アレジは「その一方で、フェラーリは(既に)速いマシンを作り上げており、今後もその方向性で開発が行われる事になる」と付け加え、メルセデスよりもフェラーリ優位を予想した。テストが終わった今、跳馬の逆襲を予想するアレジの意見は特異なものではないが、マラネロにも懸念材料はある。

マッティア・ビノット代表は当初、今年チームに加入したばかりのシャルル・ルクレールよりもセバスチャン・ベッテルを優遇する姿勢を示していたが、冬のテストを終えて方針を転換。互いに自由に競わせ、チームオーダーを発動する計画はないと述べた。

昨年の敗因の一つが、場当たり的な一貫性のないオペレーションであった事を思い起こせば、この方針変換も”良い兆候”とは言えなそうだ。