RB15のリアエンドにプリントされたレッドブルのマーク
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レッドブル「テストでのホンダは傑出、準備は整った」F1テスト8日目

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レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンは、ホンダと挑んだ初めての冬季テストを振り返り、シーズン開幕に向けた準備は整ったとの認識を示した。

1日(金)の最終セッションでは、ギアボックストラブルを抱え走行が大きく制限されたものの、テスト全体で見ればマックス・フェルスタッペンが438周、ピエール・ガスリーが395周のラップを重ねて計833周を走破。概して言えば、決して悪い内容ではなかった。

とは言え、テストを最大限に活用できたかと言えば疑問も残る。フェルスタッペンに至ってはC5を履いての予選シミュレーションすら行えておらず、最終日にC3コンパウンドを履いた手負いのマシンで記録した1分17秒709が自己ベスト。全体の17番手に留まっている。

レースシミュレーションもスピンなどの影響で一度しか完了できていない可能性があり、メルセデスやフェラーリと比べると、ぶっつけ本番で開幕オーストラリアGPに臨む感がある事は否めない。

テストでのホンダは傑出、準備は整った

ギヨーム・ロケリンレースエンジニアリング責任者

我々は新しいマシンと新しいエンジンパートナー、そして新しいドライバーと共にここバルセロナへ来たわけだが、それら全ての要素が非常に高いレベルで機能する事を確認出来た。

今日のような問題はテストでは起こりうるものだが、最終日が台無しになってしまった事については残念に思っている。とは言え、我々がここ2週間に渡って達成してきた事が色褪せるわけではない。テストは非常に生産的で、RB15に対する理解を深めることができたし、シーズン開幕に向けて進むべき方向性が定まった。

テストの間、ホンダは傑出した働きをみせてくれた。パワーユニットは十分な信頼性を備えており、非常に良いチームワークで働くことが出来た。ピエールにとっては新しいチームでのスタートという事もあり、マシンや手順など学ぶべきタスクが多く大変だった事だろう。クルマに関して言えば、バランスは良くパフォーマンス面でも期待できるし、レースに向けた準備は整ったと感じている。


バルセロナ合同テスト最終8日目にトップタイムを刻んだのは、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。宿敵ルイス・ハミルトンを1000分の3秒差で交わし、今季テスト最速となる1分16秒221を記録した。

2019年のF1公式プレシーズンテストの日程は全て終了。開幕オーストラリアGPは、3月15日(金)日本時間10時にアルバート・パーク・サーキットで行われるフリー走行1で幕を開ける。