レッドブル、セットアップ作業を本格化「新しいリアウイングをテスト」F1合同テスト3日目
レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、20日(水)のF1バルセロナ合同テスト3日目を振り返って、走行プログラムの内容について説明した。
この日RB15のステアリングを握ったのはマックス・フェルスタッペン。数周走ってはピットイン、数周走ってはピットイン、というワークフローで様々な種類のセットアップをテスト。走行距離を稼ぐだけのステージからステップアップして、マシンの習熟にフォーカスした。
午前中は33周の走行に留まったが、午後は一転して精力的に周回を重ねて合計104周を走破。トップタイムを記録したトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトから1.083秒遅れの5番手タイムでマシンを降りた。
レッドブル:F1合同テスト3日目を終えて
ギヨーム・ロケリンレースエンジニアリング責任者
最初の2日間はマイレージを重ねることに焦点を当てていたが、今日からマシンのセットアップ作業をスタートさせて、これにフォーカスして作業に取り組んだ。サーキット特性に合ったリアウイングを試したところ、上手く機能してくれたようで、クルマの特性を理解するうえでも有意義なものになった。午後のセッションを通してセットアップを数多く変更した。パフォーマンスを改善させる事が出来たし、今日のテスト内容についてはかなり満足している。
3日目をトップで締め括ったのはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。終了間際に1000分の58秒という僅差でキミ・ライコネンを下し、タイムシート最上部に名を刻んだ。3番手はルノーのダニエル・リカルドという結果となった。
テスト4日目は2月21日(木)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。レッドブル・ホンダはフェルスタッペンに代えてピエール・ガスリーを起用する。