ミック・シューマッハ、父と叔父の背中を追ってF1デビューへまた一歩前進
今年ヨーロッパF3選手権でチャンピオンに輝いたミック・シューマッハが、2019年にF1への登竜門であるFIA-F2選手権に参戦する事が決定した。伝説の名を持つ19歳は、父ミハエルと叔父ラルフの背中を追って、夢のF1デビューに向けてまた一歩前進する。
ミック・シューマッハは、今年シリーズ王者を獲得したチームであるプレマ・レーシングからF2にステップアップを果たし、2020年以降のF1デビューを目指す事になる。ミック・シューマッハとプレマの付き合いは、イタリア・フォーミュラ4選手権に参戦した2016年に始まった。
プレマはイタリアを本拠地としており、スクーデリア・フェラーリとの関係が深い事で知られる。これまでにピエール・ガスリーやアントニオ・ジョビナッツィ、シャルル・ルクレールを輩出しており、2005年にはユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0で小林可夢偉がプレマに所属していた。
今年のFIA-F2選手権のランキング上位3名、すなわちジョージ・ラッセルとランド・ノリス、アレックス・アルボンは来季それぞれウィリアムズ、マクラーレン、トロロッソ・ホンダでF1デビューを果たす事が決定しており、F2はF1ドライバー育成シリーズとしての存在感を高めている。
「プレマと共にF2を戦うのが本当に楽しみだよ」とミック・シューマッハ。「更に経験を積んでドライビングスキルを上げたかったんだ。F2はキャリアパスとして真っ当な選択だと思う」
「プレマから参戦するのは僕にとって当然の決断だった。僕らは共に多くのことを成し遂げてきたしね。特に、今年達成した事を思えば彼らには幾ら感謝してもしきれないくらいだ。アブダビで行われるF2テストが楽しみだよ」
ミック・シューマッハは29日から12月1日にかけてヤス・マリーナ・サーキットで行われるF2ポストシーズンテストに参加する。