ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター、F1ブラジルGP初日 インテルラゴスのガレージにて 2018年11月9日
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ホンダF1、トラブルフリーで大量周回「12番手は予選に向けて期待できる結果」

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、ピエール・ガスリーが12番手でF1ブラジルGP初日を締めくくった事に触れて「予選に向けて期待が持てる」との見解を示した。

トロロッソ・ホンダ勢は最新仕様エンジンのマイレージをセーブするために、9日金曜のグランプリ初日は旧型スペック2エンジンを使用。サンパウロ現地午前の1回目のフリー走行ではガスリーが30周を走り、1分10秒934の15番手タイムをマーク。ブレンドン・ハートレーは32周を走り込み、1分11秒176の18番手タイムを記録した。

どんよりとした黒い雲に覆われた午後のセッションではガスリーが44周を走破し、自己ベストを塗り替える1分10秒330で12番手を記録。ハートレーも46周というかなりの周回を重ね、ガスリーに遅れること0.404秒の1分10秒734で19番手でマシンを降りた。

トロロッソは今週末、2台のマシンに新しいエアロパッケージを投入しており、初日セッションでは新しいパーツに対する理解を深めるために時間を割きつつ、ポテンシャルを最大限に引き出すための方法を探ることに注力。明日以降に搭載されるスペック3エンジンとの相乗効果に期待がかかる。

12番手は予選に向けて期待できる結果

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日は合計3時間のセッションを行いましたが、全て予定通りにプログラムを消化することができ、パワーユニット側としても問題のないスムーズな一日となりました。2回のセッションの間にチームがマシンバランスを改善させた事で、午後のFP2ではピエールが12番手にポジションを上げてくれました。明日に向けて有望な走りでした。

とは言え、明日の午後行われる予選については雨の可能性があり不安定な天候が予想されていますので、良いグリッドを得るためには状況に応じて臨機応変に対応する事が重要だと考えています。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。2番手ルイス・ハミルトンを1000分の3秒という僅差で退けた。3番手には100分の7秒遅れでフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。

F1ブラジルグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月10日(土)23時から24時まで、公式予選は同26時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。

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