12番手ピエール・ガスリー「実りある一日、好成績のチャンスがある」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが11月9日(金)に行われた2018年F1第20戦ブラジルGP初日プラクティスを振り返った。ガスリーは午前のセッションで15番手を記録。その後の2回目のプラクティスでは、バランスの改善したマシンを巧みに操り、最速バルテリ・ボッタスから1.484秒落ちの12番手で初日を締め括った。
トロロッソは今週末、2台のマシンに新しいエアロパッケージを投入。FP1ではパッケージの理解を深めるために時間を割き、午後のセッションに向けてマシンのセットアップを詰める作業を行った。
セッションを終えたガスリーは「実りある一日だった。良い結果を残せるチャンスがある」と述べ、明日の予選と明後日の決勝に向けて強い意気込みを示した。ホンダの田辺豊治テクニカル・ディレクターもこれに同意。ガスリーの12番手タイムを受けて「明日以降に向けて有望な結果」とコメントした。
ただし、一発のタイムに関しては改善傾向にあるものの、ロングランに関してはあまり良いペースとは言えず、マシンへのテコ入れが必要な状況にある。
実りある一日、好成績のチャンスがある
ピエール・ガスリーFP1: 15位, FP2: 12位
またインテルラゴスで走れて嬉しいよ。僕にとっては今回が2度目のブラジルGPだ。今日は色々テストをして実りある一日だったし、これが功を奏してFP1からFP2にかけて少し改善する事ができた。全体としては、セットアップ面で効果的な調整を進める事ができたと思うけど、更にバランスを改善させるため今夜は作業に取り組まなきゃならない。
僕らはトップ10に近づいてきてると思う。今夜の作業が上手くいって、明日はもっとギャップを縮められると良いな。良い結果を残せるチャンスがあると思うけど、そのためには全てをきっちりまとめ上げなきゃならない。そのためにも今夜はそれを目標に頑張らなきゃね。
初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。2番手ルイス・ハミルトンを1000分の3秒という僅差で退けた。3番手には100分の7秒遅れでフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。
F1ブラジルグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月10日(土)23時から24時まで、公式予選は同26時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。