ブレンドン・ハートレー「PUと空力のアップデート相乗効果がチャンスを生むはず」
トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年FIA F1世界選手権第19戦メキシコGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでハートレーは、初日金曜からマシントラブルに泣かされ、予選ではエンジンが故障。決勝に向けてパワーユニット一式を交換しグリッド後方からレースに挑んだものの、白煙を吹きリタイヤを喫した。
PUと空力のアップデート相乗効果がチャンスを生むはず
ブレンドン・ハートレー
メキシコもアメリカと同じ様に昨年F1マシンで走ったコースだから今回で2度目だ。ここのコースも本当に楽しかったな。WECでは優勝したこともあるんだ。
メキシコシティは海抜2000mを超える場所にあるから空気密度が凄く低くて、エンジニアリングに凄く興味深いチャレンジになる。ダウンフォース量がかなり低くグリップが弱いにも関わらず、トップスピードは超高速なんだよね。
標高が高いって事は、マシンだけでなくドライバーやチームクルーにも影響を与えるって事だ。今年は”リードビル100 MTBレース”のために、標高の高いコロラドでかなり長い時間滞在してたから、上手く適応できると思うよ。
メキシコではマシンの冷却が大きなカギを握る事になるだろうね。チームとしては様々な部分を上手くやらなきゃならない。でないとマシンはエライことになる。
ドライバー視点から見ても、最後のセクターのスタジアムの所は本当に面白いよ。コース幅は狭く、素晴らしい雰囲気に包まれる。ファンとの距離がすごく近くて、街の住人みんなが観戦に来てくれてるような感じがするんだ。
僕らトロロッソ・ホンダはメキシコで上手くやれるチャンスがあると思う。エンジンやら空力やら色んなアップデートが入ってるからね。
舞台となるのは、1周4304m、全16コーナーからなるエルマノス・ロドリゲス・サーキット。ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、マックス・フェルスタッペン(Red Bull)が優勝。2位にバルテリ・ボッタス(Mercedes)、3位にキミ・ライコネン(Ferrari)という結果だった。
F1メキシコGPは、日本時間2018年10月27日(土)0時からのフリー走行1で幕を開ける。