FIA国際自動車連盟はF1アメリカGP初日セッションが終了した現地19日金曜18時、ブレンドン・ハートレー（トロロッソ・ホンダ）を含む計5台のマシンが、週末に先立ってギアボックス交換を行った事を明らかにした。サーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、概ね1周あたり65回程度のギアチェンジが必要となる。

フェラーリのセバスチャン・ベッテルとルノースポールのニコ・ヒュルケンベルグ、そしてハースのロマン・グロージャンは、規約で定められた6レース連続使用の義務を果たしておりルーティンの交換。ハートレーに関しては使用6戦目未満での交換であったたため、ペナルティの対象となった。

F1競技レギュレーションでは、一つのギアボックスを6戦連続して使用する事を課しており、これに満たない状況でギアボックスを交換し使用した場合、当該ドライバーは実施された交換1回につき、そのグランプリのスターティンググリッドが5つ降格となる。

一方で、ギアボックスと同じくグリッド降格の対象となるパワーユニット交換を実施したのはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー。ホンダの田辺テクニカル・ディレクターは、土曜以降はハートレーのマシンにも新しいPUを搭載する意向を示しており、両ドライバーはグリッド最後尾からの決勝レースを強いられる事になる。

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