アロンソ、ホンダ時代の昨年を大幅に下回る17番手「苦戦は予想済み」
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、8月25日(土)のF1ベルギーGP公式予選でトップから4.281秒遅れの17番手をマーク。Q1敗退という厳しい結果に終わった。
マクラーレン・ホンダ最終年度の昨シーズン、ベルギーGP予選でデプロイメントの調整不足によってタイムをロスしたアロンソは怒り炸裂。「ホンダエンジンでなければ楽勝でフロントローだったはず」と述べ、日本のエンジンサプライヤーに責任の全てを押し付けた。だが、その時のリザルトは11番手。ルノーエンジンを積んだ今年よりも遥かに上の結果を手にしている。
ツキに恵まれたところがあったとは言え、シーズン序盤こそ連続入賞を重ねていたマクラーレンだが、第6戦モナコGP以降はリタイヤや競争力不足が目立ちつつあり、後半戦の行方を占う夏休み明け一発目のベルギー予選では、チームメイトのストフェル・バンドーン共々Q1ノックアウト。ファンに顔向けできない散々な姿を晒している。
苦戦は予想済み、次のモンツァでも同じ様に下位に沈むはず
フェルナンド・アロンソ予選: 17位, FP3: 19位
マクラーレンはここ最近のレースで競争力を失っているし、僕らのパッケージはスパ向きとは言い難く厳しい戦いになることは予想していた。モンツァでも同じ様に難しい週末を過ごすことになると思う。だから、苦手なトラックではダメージを最小限に抑えつつ、得意とするサーキットでのレースで攻めに転じたい。
予選は楽しかったよ。ここは本当に高速だしグリップもあるから、今のF1マシンで走るのは本当に格別だからね。とは言えマシンを降りてライバルとのタイム差を見れば僕らが劣っている事は明らかだし、決勝では何とかして挽回しなきゃならない。
どんな苦しい状況でも僕らは常にポイント獲得を目指してきた。明日それができない理由はないよ。ただしそのためには何か特別な出来事でもないと難しいだろうね。明日は雨が降るかもって話だし、そうすれば僕らにもチャンスが巡ってくるはずさ。
スパウェザーが大混乱を引き起こした予選では、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番手は新生レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコンという結果となった。
2018年F1第13戦ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間8月26日(日)22時10分から行われ、1周7004mのスパ・フランコルシャン・サーキットを44周する事で勝敗を決する。