アルバート・パーク・サーキットのピットレーンを走るメルセデスのルイス・ハミルトン
copyright Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

最速連取のメルセデス「ドライでも雨でも問題ない」王者に死角なし / F1オーストラリアGP 初日 2018

  • Published:

23日に行われた開幕F1オーストラリアGP金曜初日セッションを終えて、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがコメントを発表した。

初日のフリー走行では、事前予想通り大きなサプライズもなくハミルトンがファステストを連取。フェラーリとレッドブルを置き去りにしてみせた。テクニカル・ディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、予選と決勝は3チームの大接戦になるとの見解を示している。

現地メルボルンの週末の天気は悪化傾向にあり、土曜の予選は降雨を免れそうにない。ウェットコンディションに自信のあるレッドブル、マックス・フェルスタッペンは、メルセデスとのギャップを埋めるためには雨が必要だと考えているが、ハミルトンは「雨が降ったら面白くなりそう」と自信満々。王者メルセデスに死角なし。

メルセデス:オーストラリアGP初日を終えて

ルイス・ハミルトンFP1: 1位, FP2: 1位

開幕前は身体的にはどうなのか?とか、タイヤはどんな挙動を示すのか?とか、実際にどんな風になるのかを予想するのは本当に難しいんだ。でも、今日はやるべきことを全て終わらせ良いスタートを切れたと思う。

2回目のフリー走行では皆のギャップが少し縮まって、エキサイティングな良い感じになってきたね。僕は、マシンから後もう少しを引き出すっていう感じの作業にやり甲斐を感じるんだ。晴天に恵まれた時のアルバート・パークは本当に素晴らしい場所だよね。まぁ、そんな感じで今日は良い日になったよ。

バルセロナテストの時はタイヤにブリスターが出ちゃってたけど、今日は何も問題なかった。より普通の感覚に近くなったよ。マシンは去年より確実に速さを増してる上に、何処であっても感触が良いんだ。11コーナーと12コーナーはもはやクレイジーなレベルだよ。ブレーキを踏まずにコーナーに入るんだから正気じゃないよ。

どうやら明日と日曜日は雨が降るみたいだね。まだ今年のタイヤで雨の中を走った事ないから面白くなりそうだ。

バルデリ・ボッタスFP1: 2位, FP2: 3位

僕のFP1は難しいものになってしまった。サスペンションにトラブルを抱えた上に、燃料システムにも問題が出てしまったんだ。比較材料としては不十分なものになってしまったけど、特に気にするようなトラブルじゃないはずさ。ただ単にセッション中に見つけた問題って感じだから。

FP2ではマシンの感触がかなり良くなってきたけど、引き出せるものはまだあるよ。今の時点でも僕らは速そうだから、チームにお礼を言わなきゃね。今日は良いスタートになったと思う。

またレースが出来るのが嬉しいよ。ある程度予想はしてたけど、僕らとフェラーリ、そしてレッドブルとの大接戦になりそうだね。もし決勝がドライコンディションになれば、幾らかロングランのデータとタイヤのデータがあるから安心だ。とは言え、ここはバルセロナよりもずっと暖かいし舗装も違うから、テストとは色んな事がかなり違うんだよね。


3回目のフリー走行は日本時間3月24日(土)12時から、予選は同15時からアルバート・パーク・サーキットで行われる。

F1オーストラリアGP特集