レッドブル・レーシングのチーフ・エンジニアリング・オフィサーを務めるロブ・マーシャル、2024年4月1日F1オーストラリアGP予選
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ロブ・マーシャル

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人物データ

名前 ロブ・マーシャル / Rob Marshall
国籍 イギリス
出身地 トーントン
居住地 イギリス
生年月日 1968年04月14日 / 56歳

ロブ・マーシャル(Rob Marshall)はイギリス出身のF1エンジニア。ルノーやレッドブル・レーシングでの成功を引っ提げ、ガーデニング休暇を経て2024年1月1日付けでマクラーレンのエンジニアリング&デザイン担当テクニカル・ディレクターに就任した。

英カーディフ大学で機械工学を専攻した後、ロールス・ロイスの航空宇宙産業部門で社会人生活をスタートさせたが、1994年にレース・エンジニアとしてベネトン・フォーミュラに転職。モータースポーツに転向した。

出世街道を歩むマーシャルはルノー買収以降もエンストンのチームに籍を置き、最終的にメカニカルデザイン部門の責任者に就任。2005年には独創的なマスダンパー・システムの開発に関与し、フェルナンド・アロンソとルノーに初のドライバーズ&コンストラクターズ・タイトルをもたらした。

2006年にレッドブルに移籍するとチーフデザイナーという立場で空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイと協業。2016年にチーフ・エンジニアリング・オフィサーにまで上り詰めた。

レッドブル・レーシングの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイとチーフデザイナーを務めるロブ・マーシャル、2014年1月28日にスペインのヘレス・サーキットで行われたRB10の発表会にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイとチーフデザイナーを務めるロブ・マーシャル、2014年1月28日にスペインのヘレス・サーキットで行われたRB10の発表会にて

レッドブルレーシングのマックス・フェルスタッペンと最高エンジニアリング責任者を務めるロブ・マーシャル、2016年7月23日F1ハンガリーGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルレーシングのマックス・フェルスタッペンと最高エンジニアリング責任者を務めるロブ・マーシャル、2016年7月23日F1ハンガリーGPにて

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はマーシャルを「チームの重要人物」と評した。チーム創設の翌2006年から17年間に渡ってデザインチームの中心的役割を担い、2010~2013年にかけてはセバスチャン・ベッテルに世界タイトルをもたらした4台のチャンピオンマシンの開発に貢献した。

2023年5月30日、マーシャルがレッドブルを去り、マクラーレンに移籍する事が発表された。