オーバーステアの図解copyright formula1-data.com

オーバーステア

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オーバーステア(oversteer)とは、コーナーを曲がる際にステアリング(ハンドル)の切れ角度以上に実際の旋回角度が大きい状態のこと、あるいはそのような挙動を示す車体特性を指す言葉。コーナーでステアリングを切ると自分がイメージする以上に車が曲がってしまう状態のことをオーバーステアという。対義語はアンダーステア。

オーバーステア傾向にあるマシンはコーナー内側に向かってスピンしやすい危険な状態であるため、市販車では弱アンダーステア傾向に設計される。また、駆動輪の方がグリップが失われやすい傾向にある事もあり、FFよりもFRの方がオーバーステアになりやすい。

オーバーステアが発生する原因

オーバーステアは、コーナリング時に車のリアのグリ(接地摩擦力)が遠心力に負けて、リアがコーナー外側に向かって滑べることによって発生する。マシンがいつまでもコース正面を向かないのでアクセルを踏み込めずにタイムロスとなる。インディカー・シリーズやNASCAR等のアメリカ系モータースポーツでは「ルース」と呼ばれる。

オーバーステアとドリフト

ちなみに、このオーバーステア特性をうまく使うとドリフト走行ができる。もともとドリフトは1970年代以前にコーナーを速く走るために必須のテクニックとして編み出されたが、現在の舗装路での4輪レースでは、タイヤやエンジン性能の進化などもあって、ドリフトするよりもきちんとタイヤをグリップさせて走行する方が速い。

オーバーステアやアンダーステアが何故起こるのか?についての詳しい説明はアンダーステアを参照されたい。

スナップオーバー

オーバーステア特性が出ている車でのコーナリング時、アクセルを弱めると突然リアが滑り出す事がある、これを「スナップオーバー」と呼ぶ。