GPDA

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GPDAとは、F1ドライバー及びF1テストドライバーのみで構成される組織団体の事。Grand Prix Drivers Association(グランプリ・ドライバーズ・アソシエイション)の略。F1を運営する国際自動車連盟(FIA)や商業権利者に対し、主として安全性などの観点から政治的主張を行うために結成された。1996年に法人化された。

創設は1961年と古く、スターリング・モスが初代会長を務めた。2000年以降は、ニック・ハイドフェルド、ペドロ・デ・ラ・ロサ、ルーベンス・バリチェロ、アレクサンダー・ヴルツらがトップを務めてきた。

加入するかどうかは個々の判断に任されており義務ではない。リバティ・メディア体制下での改革を迎えた2017年末、キミ・ライコネンの加入により、創設以来初めて現役F1ドライバー全員が加入することになった。

2014以降はアレクサンダー・ヴルツが会長を務めており、2022年現在ではセバスチャン・ベッテルとジョージ・ラッセルが理事を、アナスタシア・ファウルが法律顧問に就いている。

在任期間 会長
1961年-63年 スターリング・モス
1963年-71年 ヨアキム・ボニエ
1972年-78年 ジャッキー・スチュワート
1979年–80年 ジョディー・シェクター
1980年–82年 ディディエ・ピローニ
1994年 アイルトン・セナ
1994年-05年 ミハエル・シューマッハ
2005年–06年 デビッド・クルサード
2006年–08年 ラルフ・シューマッハ
2008年–10年 ペドロ・デ・ラ・ロサ
2010年 ニック・ハイドフェルド
2010年-11年 ルーベンス・バリチェロ
2012年–14年 ペドロ・デ・ラ・ロサ
2014年– アレクサンダー・ヴルツ

日本GPでのジュール・ビアンキ死亡事故、2013年のイギリスGPでのタイヤバースト事件等、主にドライバーの安全性に関わる事案が発生した場合にF1に介入する他、F1人気の低迷に対しての提言を行うなど、年々存在感を増してきている。