タンブレッロ・コーナー脇に設置されたアイルトン・セナの銅像 拡大
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ウィリアムズF1、2022年「FW44」でアイルトン・セナに別れ…ロゴ掲げず27年の伝統に幕

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F1の名門、ウィリアムズ・レーシングは今季より3度のF1ワールドチャンピオンに輝いたブラジルの英雄、故アイルトン・セナに敬意を表したロゴをマシンに掲げない事を決めた。

英国グローブのチームは、1994年のサンマリノGPでウィリアムズFW16を駆るセナが事故死した翌年以降、セナのロゴや「Ayrton Senna sempre(アイルトン・セナは永遠に)」というメッセージを歴代マシンに掲げてきた。

ウィリアムズの2021年型F1マシン「FW43B」のノーズ先端に掲げられたセナのプライベートロゴ、2021年7月31日F1ハンガリーGPにてCourtesy Of Williams

ウィリアムズの2021年型F1マシン「FW43B」のノーズ先端に掲げられたセナのプライベートロゴ、2021年7月31日F1ハンガリーGPにて

だが時代は変わった。2020年8月に創業家ウィリアムズに代わって米国の投資会社ドリルトン・キャピタルが経営権を握り、チームを立ち上げたフランク・ウィリアムズ卿は昨年この世を去った。

そして歴史的なレギュレーション改訂を迎えた今年、チームが発表した2022年型マシン「FW44」に、27年間に渡って掲げられてきたあの見慣れたアイコンはなかった。

ヨースト・カピートCEOはこれについて「チームとして前に進むべき時がきた」と述べ、過去との決別を強調した。ただその一方で、チーム所有のミュージアムにセナを称える特別な区画を設け、今後は別の形でF1のレジェンドを称えていく方針を明らかにした。

また今回の決定については、アイルトンの甥っ子であるブルーノを含めたセナ家に相談しなかった事を明かした上で、セナの姉ビビアンが1994年に設立した慈善団体「セナ財団」と連携することで、遺族の活動をサポートしていきたいと説明した。