ウィリアムズ・レーシングは70周年記念GPの初日を迎えた8月7日、Umbro UK（アンブロ）との新たな長期パートナーシップを発表した。英国のサッカー及びラグビー用品ブランドは、2021年シーズンの開幕戦より公式チームキットサプライヤーを務める。

今週末の舞台、シルバーストンはアンブロにとって馴染み深いサーキットだ。1987年のF1イギリスGP、当時アンブロとパートナーシップを結んでいたウィリアムズ・ホンダは、ナイジェル・マンセルが僚友ネルソン・ピケを抑えて劇的な逆転勝利を飾った。このレースでは3位と4位にロータス・ホンダのアイルトン・セナと中嶋悟が続き、ホンダエンジン勢が1-4を独占した。

ウィリアムズはこの伝説的なレースへのオマージュとして、ジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィが駆る今週末のFW43のフロントウイングエンドプレートにアンブロのロゴを掲載する。

ウィリアムズのコマーシャル兼マーケティングディレクターを務めるティム・ハントは「アンブロと再び手を組む事を嬉しく思う。1987年の提携以来、長い時間が経ったが、その間にアンブロはスポーツ界で世界的に認知されたブランドとしての地位を確立してきた。ウィリアムズとアンブロは共に豊かな歴史を持ち、同じ闘争心を共有する英国の象徴的なブランドとしての誇りを持っている」と語った。

アンブロのスポンサーシップ責任者を務めるサム・ルーカスは「アンブロはエリートスポーツの要求を満たす最高のキットを製造することに誇りを持っている。この分野での経験を活かして、ウィリアムズの成功追求の一翼を担うことができることに興奮している」との談話を発表した。

アンブロは1924年にイギリスのマンチェスターで若きテーラー、ハロルド・ハンフリーズによって創業された。同ブランドのロゴ「ダブルダイヤモンド」はこれまでに、金メダリストからワールドカップ優勝者まで、多くの世界的なアスリートたちに愛されてきた。軽量で通気性に優れたフットボールシャツから、究極の快適性を追求したレザーフットボールブーツまで、アンブロのデザイン哲学の中心には常に品質とフィット感が置かれてきた。

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