ウィリアムズの開発ドライバーに起用されたジェイミー・チャドウィック
Courtesy Of Williams Racing

ウィリアムズF1、ジェイミー・チャドウィックとの開発ドライバー契約を更新

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F1世界選手権に参加するウィリアムズ・レーシングは3月1日(月)、ジェイミー・チャドウィックとのF1開発ドライバー契約を更新した事を明らかにした。

22歳の英国人ドライバーは2019年にウィリアムズと契約。今季も英国グローブのファクトリーでシミュレーター作業に取り組むと共に、幾つかのグランプリに帯同し、シーズンを通してメディア及びマーケティング活動全体でチームをサポートする。

11歳の時にカートでキャリアをスタートさせたチャドウィックは、2015年にイギリスGT選手権で初の女性チャンピオンを獲得。2017年にはイギリスF3選手権でシングルシーターデビューを果たし、2019年には女性限定のフォーミュラ「Wシリーズ」の初代チャンピオンに輝くと共に、ニュルブルクリンク24時間レースでクラス優勝を果たした。

Wシリーズは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック影響で昨シーズンの開催が中止に追い込まれた。チャドウィックは今年、Wシリーズのタイトル防衛に臨むと共に、ヴェローチェ・レーシングと契約して今月末にサウジアラビアで初開催される電動SUVオフロードレース選手権「エクストリームE」を戦う。

ベローチェ・レーシングからエクストリームEに参戦するジェイミー・チャドウィック

契約更新についてチャドウィックは「これまでのウィリアムズとの時間に本当に満足しています。ドライバーとして向上し続けてこれていると感じていますし今年も楽しみです」と語った。

チーム代表を務めるサイモン・ロバーツは「ジェイミーは女性アンバサダーとしてモータースポーツにおける女性の地位向上に欠かせない役割を果たしているだけではない。グローブでのシミュレーター作業を含む舞台裏での彼女の仕事は非常に有益だ。チームの一員としてジェイミーとの1年を楽しみにしている」との談話を発表した。