どのチームのマシンが最速? おちょくるフェルスタッペンに一泡吹かせたサインツ
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どのチームのマシンが最速なのか? この命題はシーズンを通してファンやチーム、ドライバー、専門家の間で交わされ続けるものだが、レギュレーションが刷新された年の序盤は特に多くの関心を呼ぶ。
まだバーレーンでの初戦が終わったばかりであり、この問いに対する明確な答えがあるはずもないが、聞かずにいられないのもまた事実だ。
第2戦F1サウジアラビアGPの初日を前に行われたプレスカンファレンスでは、メカニカルトラブルによって初戦リタイヤを余儀なくされたピエール・ガスリー、7位入賞を果たしたエステバン・オコン、そして後一歩のところでポイントを逃したミック・シューマッハの3人にこの問いが投げかけられた。
「どうだろう、なんとも言えないよね」と最初に口を開いたのは堅気なシューマッハだった。
「まだテストを経てレースを1回終えただけだからね。テストは計画通りに進んだし、パフォーマンスという点ではまだかなりのマージンがあると思うけど」
「自分達のクルマの進歩には満足してるけど、他の2台については何とも言えないな。どちらかが自分の所のマシンが一番速いって言うだろうけど、これに関しては1年を通して見ていくしかないからね」
これに対してアルピーヌのオコンは「凄い接近していると思うし、1年を通して同じ状況が続くんじゃないかと思う」と答えた。
「予選を見る限り3台ともかなり接近しているからね。でも今のところは、ハースがベストなパッケージだと僕は思う」
アルファタウリのガスリーも「ハースだよ!」とオコンに同意した。
「コース毎に大きく異る可能性もあると思うけど、今のところはハースが最も競争力があるように見えるね」
ライバルが満場一致でVF-22を推した事でシューマッハは「じゃあ僕らのマシンが最速という事で! ありがとう」と締めたのだが、こうしたやり取りに口を挟まずにいられらないのがマックス・フェルスタッペンだ。
2021年のF1ワールドチャンピオンは「フェラーリのマシンが一番遅いってのは誰もが認めるところだよね。何しろカルロス(サインツ)とシャルル(ルクレール)がドライブしてるんだから!」とおちょくった。
ただ、トロロッソ時代のチームメイトであり、同じ年にF1デビューした同期のサインツの方がウワテで「まぁ、レッドブルも本当に信頼性が高いよねー」と返し、燃料システムのトラブルで開幕Wリタイヤを喫したレッドブルドライバーにやり返した。