トヨタ・ガズーレーシングのホセ・マリア・ロペス、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にて
Courtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

WECモンツァ予選:トヨタ、開幕3連勝に向け最前列独占…ロペス駆る7号車が今季2度目のポール

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FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間の予選が7月17日土曜に行われ、トヨタ・ガズーレーシングが最前列を独占した。

ホセ・マリア・ロペス駆るGR010 HYBRID 7号車が1分35秒899のトップタイムで今季2度目のポールポジションを獲得してポイント1点を追加すると、ブレンドン・ハートレー駆る8号車が0.062秒差の2番手に続いた。

トヨタ・ガズーレーシングの7号車GR010、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にてCourtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

トヨタ・ガズーレーシングの7号車GR010、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にて

2度に渡るプラクティスで前日の走行と合わせて1,419kmを走り込んだトヨタは、予選開始直後にロペス駆る7号車がシケインへのアプローチでロックアップを喫してコースオフ。まずはハートレーが暫定トップタイムをマークした。

その後、3周目の計測に向かったロペスが僅差でトップを奪取すると、直後にLMP2クラスのマシンがクラッシュした事で赤旗中断に。トヨタ勢は猛暑が予想される日曜に向けてタイヤを温存すべく、残り3分でのセッション再開後もガレージに留まった。

対するハイパーカーカテゴリーのライバル、アルピーヌとグリッケンハウスの3台は計測に向かったものの一歩届かず、トヨタの2台が18日現地時間正午にスタートを迎える6時間レースでのフロントローを独占した。

トヨタ・ガズーレーシングの小林可夢偉とマイク・コンウェイ、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にてCourtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

トヨタ・ガズーレーシングの小林可夢偉とマイク・コンウェイ、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にて

ポールの7号車は週末を通して一度もトップを譲らず、支配的なパフォーマンスを発揮し続けた。予選を振り返ったロペスは「今回は最初から好調だった。全セッションで最速だったとしても予選の1発で結果を出す必要があるわけで、今日の走りは満足できるものだった。決勝レースでも好結果を目指して頑張りたい」と語った。

なお最終アタックを見送った判断について8号車のハートレーは、0.062秒差でポールを逃した事に悔しさを滲ませながらも「正しい決断」と評した。

トヨタ・ガズーレーシングのセバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートレー、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にてCourtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

トヨタ・ガズーレーシングのセバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートレー、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にて

トヨタ・ガズーレーシングのブレンドン・ハートレー、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にてCourtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

トヨタ・ガズーレーシングのブレンドン・ハートレー、2021年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦モンツァ6時間にて

WECモンツァ公式予選結果(総合順位)

順位 チーム ドライバー タイム
1 TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ GR010 HYBRID 7号車
マイク・コンウェイ
小林可夢偉
ホセ・マリア・ロペス
1:35.899
2 TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ GR010 HYBRID 8号車
セバスチャン・ブエミ
中嶋一貴
ブレンドン・ハートレー
1:35.961
3 アルピーヌ・エルフ・マトムート
アルピーヌ A480-Gibson 36号車
アンドレ・ネグラオ
ニコラス・ラピエール
マシュー・バキシビエール
1:36.121
4 グリッケンハウス・レーシング
グリッケンハウス 007 LMH 708号車
ルイス・フェリペ・デラーニ
グスタボ・メネゼス
オリビエ・プラ
1:36.686
5 グリッケンハウス・レーシング
グリッケンハウス 007 LMH 709号車
ロマン・デュマ
フランク・マイルー
リチャード・ウェストブルック
1:38.323