フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフ
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フォルクスワーゲン、”史上最大の進化”を遂げた8代目ゴルフを世界初公開

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40年以上の長きに渡って、Cセグメントのベンチマークに君臨してきたフォルクスワーゲンのゴルフ。10月24日にドイツ・ウォルフスブルグの本社でワールドプレミアが行われ、最新型となる8世代目のゴルフが世界初公開された。グローバルでの発売は2019年12月が予定されている。

ゴルフは7世代にわたって、全世界3500万人以上の顧客に愛されてきた。ワーゲン自身は新型ゴルフについて「技術面において、これ程進歩を遂げたのはゴルフ史上初」と表現。ラルフ・ブラントシュテッター最高執行責任者は「このクルマは完全に一新されたが、当然ゴルフは常にゴルフのままだ。根底にある概念は時代を超越しているからだ」と述べた。

フォルクスワーゲンの最高執行責任者を務めるラルフ・ブランドシュテッターと8代目新型ゴルフ
© Volkswagen AG、フォルクスワーゲンの最高執行責任者を務めるラルフ・ブランドシュテッターと8代目新型ゴルフ

新型ゴルフ8はMQBプラットフォームを採用。全長は4284mm、全幅は1789mm、全高は1456mm、ホイールベースは2636mmと、ボディサイズに大きな変化はない。

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフのワールドプレミア、ドイツ・ヴォルフスブルクにて

新型ゴルフ8には、5つものハイブリッドモデルが投入される。48Vリチウムイオンバッテリーを採用した最新世代のTSIエンジンは、エレクトリック・ブーストにより加速性能が向上する一方で、燃費が最大10%(WLTPモード)向上。マイルドハイブリッドモデル(eTSI)としては、110馬力(81kW)、130馬力(96kW)、そして150馬力(110kW)の3つラインナップが用意され、これに7速DSGのトランスミッションが組み合わされる。

最もパワフルなプラグイン・ハイブリッドの「GTE」は、1.4リッターTFSIエンジンにモーター1基が組み合わさせ、最高出力244馬力(150kW)を発生させる。バッテリー容量は13kWhで、約60kmを電動でのみ走行できるという。

内燃エンジンとしてはガソリン(TSI)、ディーゼル(TDI)、天然ガス(TGI)の3種類が用意される。直列4気筒のガソリンエンジンは90馬力(66kW)と110馬力(81kW)の2種類。同じく4気筒のディーゼルエンジンは115馬力(85kW)と130馬力(81kW)の2種類。そして天然ガスのTGIは、130馬力(96kW)のワンモデルとなる。

最新のディーゼルエンジンでは、2つのSCR触媒コンバーターを用いるツインドージング技術が採用されており、窒素酸化物(NO x)を最大80%も削減するという。さらに従来モデルと比較して、燃費は最大17%削減されたとのことだ。

また8代目新型ゴルフには、他車及び道路上の受信装置との通信が可能な「Car2X」が、フォルクスワーゲン史上初めて採用されており、交通安全の新たなステージが始まろうとしている。交通インフラからの信号及び、最大800メートル離れた他の車両からの情報は、コックピット上のディスプレイを介してドライバーに通知される。

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフのコックピットディスプレイ

デジタル化されたコックピット内ディスプレイは、ドライバーの好みに合わせてパーソナライズ可能。新しいゴルフには、コンパクトクラスとして世界初導入となる「トラベルアシスト」が搭載されており、積極的にステアリング・アクセル・ブレーキ操作をすることなく、最大時速210kmの速度で高速道路を巡航する事ができる。

8代目へと連なる歴代のフォルクスワーゲンゴルフ

8代目 新型ゴルフ画像ギャラリー

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフ

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフ

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフ

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフ

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフ

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフの運転席

R-Line

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフR-Line

GTE

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフGTE

フォルクスワーゲン新型8代目ゴルフGTE