
フェルスタッペン、ニュル24時間初参戦が決定!メルセデスAMGを駆り“世界最恐”の北コースへ
4度のF1ワールドチャンピオンに輝く現役最強ドライバー、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、世界で最も過酷な耐久レースの一つ、ニュルブルクリンク24時間レースに初参戦することが、2026年3月9日に正式発表された。
F1王者が挑む“グリーン・ヘル”、メルセデスGT3で参戦
Courtesy Of Ferrari S.p.A.
ノルトシュライフェでエミール・フレイ・レーシングの31号車31号車フェラーリ296 GT3をドライブするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2025年9月27日ニュルブルクリンク耐久レース第9戦 (1)
前日のF1開幕戦オーストラリアGPで、今季のF1は「家でマリオカートをやっているのと変わらない」と苦言を呈したフェルスタッペン。そんな彼がニュルで駆るのはメルセデスAMG GT3だ。
メルセデスのワークス支援を受けつつ、長年のパートナーであるレッドブルのサポートも受けるという、耐久レースならではの異色の共演が実現する。
チーム名はメルセデスAMG・フェルスタッペン・レーシング。マシンには、彼がF1でも愛用するカーナンバー「3」が刻まれる。チームメイトにはルーカス・アウアー、ジュール・グノン、ダニエル・ジュンカデッラが名を連ねる。
さらにウィンワード・レーシングが走らせる80号車の姉妹車には、マーロ・エンゲルやマキシム・マルタンといったニュルのスペシャリストが集結。これ以上ない布陣で、グリーン・ヘル(緑の地獄)の異名を持つ、全長25km超、高低差300m、170以上のコーナーを有するノルドシュライフェ攻略に臨む。
「ニュルブルクリンクは特別な場所だ。これほどのサーキットは他にない」とフェルスタッペンは語る。
「24時間レース参戦は僕のウィッシュリストに長い間入っていた。実現できて本当に嬉しい」
特別扱いなし、正規プロセスで参戦資格を取得
今回の参戦に向けてフェルスタッペンは、F1王者としての特権を一切使わず、一般の参加者と同じ正規のプロセスを経て出場資格を取得した。レースディレクターのヴァルター・ホーヌングは、その姿勢をこう称賛する。
「特別扱いは一切ない。マックスは通常の資格取得プロセスをすべて通過した。ノルドシュライフェでの走行、必須のeラーニング、そして数え切れないほどのシムレーシング周回でコースを学んできた」
「彼が今回の参戦を真剣に受け止め、驚くほどプロフェッショナルに準備を進めてきたことは明らかだ」
実際、フェルスタッペンはこの挑戦に向け、昨年から段階的に準備を進めてきた。ノルドシュライフェ用のDMSBライセンスを取得し、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第9戦に参戦。GT3初参戦ながら圧巻の勝利を飾っている。さらに本番前には、NLS第2戦への参戦も予定しているという。
copyright Nürburgring Langstrecken-Serie
エミール・フレイ・レーシングの31号車フェラーリ296 GT3を駆り、デビュー戦勝利を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とクリス・ルルハム、2025年9月27日ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第9戦(ノルトシュライフェ)
史上最高のドライバーの一人とも称される4度のF1王者は、最新鋭のGT3マシンを駆り、混走のトラフィックをどう捌くのか。世界で最も過酷なサーキットで見せる真価に、世界中のモータースポーツファンの視線が注がれることになる。