鈴鹿4連覇中のフェルスタッペンに何が…衝撃Q2敗退の裏に「説明できない問題」 苛立ちを通り越した王者の心境

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鈴鹿サーキットで過去4年間にわたりポールポジションと勝利を独占してきたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の鈴鹿連勝記録が、ついに途絶えようとしている。28日に行われた2026年F1第3戦日本GPの公式予選で、4度のワールドチャンピオンはQ2敗退を喫し、11番手に沈んだ。

フェルスタッペンをQ3進出圏外へと押し出したのは、姉妹チームであるレーシング・ブルズのルーキー、アーヴィッド・リンブラッドだった。その差は約0.2秒に及び、ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)からは1.2秒という大差で遅れた。

「曲がらない、滑る」機能不全のRB22

予選後にフェルスタッペンは、現在の状況について「全然良くないね。FP3(フリー走行3回目)で少しは改善したと思ったのに、予選に入るとまた酷く難しくなった」と説明した。

また、マシンの挙動については「コーナーの中盤では全くクルマが曲がらないのに、コーナーへの進入時は酷いオーバーステアなんだ」と語り、「バランスが酷く複雑な感じで、鈴鹿を走るには理想的とは言えない状況だ」と付け加えた。

さらに、「兎に角、滑りまくるし、クルマの挙動が全く予想できない。今回もまた、予選では運転不能な状態に陥ってしまった」と述べ、ドライバビリティの問題を強調した。

フェルスタッペンは一貫して2026年の新世代マシンを批判してきたが、今や彼の心境は「フラストレーションを通り越している」という。

「ちょっと……英語で適切な言葉が分からないけど。正直、どう受け止めればいいのか分からない。今起きていることに対して、もう腹も立たないし、失望もしていないし、フラストレーションも感じていない」

ピットレーンでヘルメットを手に周囲を見渡すマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2026年3月28日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピットレーンでヘルメットを手に周囲を見渡すマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2026年3月28日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)

「公にはできない」レッドブルが抱える問題

現在レッドブルが抱えている不調について、フェルスタッペンは昨シーズンとの違いにも言及した。

レッドブルはこれまで、セットアップの試行錯誤によって週末中に巻き返してきた実績がある。だがフェルスタッペンは、現在抱えている問題は当時とは次元が異なると指摘する。

「今の僕らが抱えている問題は、昨年より大きいと思う。クルマの幾つかのパーツが、現時点で僕らの思うように機能していないんだ」と語り、セットアップ調整だけでは解決できない可能性を示唆した。

チームは今週末の鈴鹿に大規模なアップデートを投入し、改良型サイドポッドやエンジンカバー、フロア形状の変更などを行った。だが現時点では、期待された効果は十分に表れていない。

フェルスタッペンは「今週末は違う空力パッケージで走っているけど、それもうまく機能していないみたいで、あまり良くない」と語り、さらに内部事情にも触れた。

「ここで詳しく説明はできないけど、僕らが把握している問題がある。その時々によって少しマシだったり、悪化したりするんだ」

予選では、この詳細が明かされていない問題が強く現れ、「運転できない状態」にまで症状が悪化したという。

前戦中国GPではERS(エネルギー回生システム)系統の冷却トラブルによりリタイアを余儀なくされており、今季は開幕戦の6位が最高成績と低迷が続いている。

11番手からスタートする決勝での巻き返しに注目したいところだが、レッドブルが現在抱えている課題は一過性のものでない可能性が高いだけに、鈴鹿での53周のレースはフェルスタッペンにとって非常に厳しい戦いとなることが予想される。

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