ピエール・ガスリー、相次ぐトラブル経てDNF「波乱万丈…どんどん悪化、本当に悔しい」角田裕毅に期待託す
F1第17戦アメリカGP決勝レースに挑んだアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは相次ぐトラブルに見舞われ、ポイント圏内9番手からのスタートであったものの、僅か14周でのリタイヤを余儀なくされた。
他のマシンがレースを続ける中、早々とインタビューに応じたガスリーは「本当に波乱万丈だったよ」と語った。
「レース前のグリッドではセンサーに問題が出てしまい、それについてチームが直してくれたんだけど、レースが始まった後はサスペンションが壊れてしまい、ラップ毎に状況が悪化していって、最終的に完全に駄目になってしまったためにリタイヤしなきゃならなかったんだ」
「レースが出来なくて本当に残念だよ」
ガスリーは、COTAでのAT02にはマクラーレンやフェラーリを打ち負かす程の競争力はないとする一方、ポイントフィニッシュは可能だとして「ユーキが幾らかポイントを獲ってくれる事を願うよ」と角田裕毅に期待を託した。結果、ガスリーのチームメイトは9位フィニッシュで今季6回目の入賞を飾った。
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンはリタイヤの原因について「サスペンションに問題が生じたように見える。それがリタイアに繋がった。フラストレーションが溜まる」と説明した。
また「次のレースに向けて原因を突き止めて確実に解決する必要がある。貴重なポイントを失うことになってしまい、ピエールとチームにとって残念な結果になった」と付け加えた。
ピエール・ガスリー決勝: DNF, グリッド: 9番手
残念なことに、今日はサスペンションにトラブルが出てしまいリタイアを余儀なくされてしまった。正確には何が原因かについては分かっていないから、戻ってから調査するつもりだ。
今のミッドフィールドでの争いに打ち勝つためにはポイントの一つ一つが重要だから、本当に悔しい。
今週末は開幕した最初の段階から雰囲気が本当に良かっただけに、最後まで走り切れればよかったんだけど…チェッカーフラッグを受けられなくて残念だ
10月24日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた2021年F1第17戦アメリカグランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が通算18勝目を上げ優勝。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位表彰台にはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が滑り込んだ。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコGPは11月6日のフリー走行1で幕を開ける。